ブーン監督、小児がんの慈善イベントでカラオケを熱唱

June 18th, 2025

試合前にヤンキースのアーロン・ブーン監督の美声がブロンクスに響き渡った。

ヤンキースの選手や首脳陣は試合前にヤンキースタジアム側のスポーツバー「The Dugout」で、がんや血液疾患と闘う子どもたちとカラオケなどで交流した。これは球団恒例の慈善イベント「HOPE Week(Helping Others Persevere & Excel)」の一環として行われたもの。

イベントではアーロン・ブーン監督がマイリー・サイラスの「Party in the USA」を、ブライアン・キャッシュマンGMがビリー・ジョエルの「New York State of Mind」を熱唱。またオズワルド・カブレラ選手がテイラー・スウィフトの「Shake It Off」で会場を盛り上げた。選手たちは子供達とピザやソーダを囲み、カラオケで笑顔あふれるひとときを過ごした。

この日は「The Valerie Fund(ヴァレリー基金)」の創設者であるエド&スー・ゴールドスタイン夫妻を称えるセレモニーも行われ、ヤンキースから1万ドルの寄付金が贈られた。サプライズ発表に、夫妻は「信じられない。感謝しかない」と驚きと喜びを語った。

ヴァレリー基金は、ゴールドスタイン夫妻の長女・ヴァレリーさんの闘病経験をきっかけに1977年に設立された。彼女は3歳で骨肉腫(ユーイング肉腫)と診断され、6年間の闘病の末にこの世を去った。両親はニュージャージーからマンハッタンへの通院にかかる負担を経験したことで、地元で質の高い小児医療を受けられる環境づくりの必要性を痛感し、基金を設立。

その後、ヴァレリー基金はトライステート地域(NY/NJ/PA)に8つの治療センターを開設。地域に根ざしながらも最先端の医療と心のケアを提供している。

「娘の死は辛いものでしたが、彼女の存在が誰かを救っていると信じている」と、エド氏は語った。

ブーン監督は「歌は得意じゃないから恥ずかしかった」と笑い、「HOPE Weekは、地域に貢献する大切な機会。今日のように、人々の努力や善意を称えられることは、われわれにとっても誇りです」と話した。

スポーツと社会貢献が手を取り合い、球団、選手、そして地域がつながるため、誰かに笑顔を届けるためにヤンキースは『Hope Week』を続けていく。