2メートル超の剛腕ラグランへ、4回無失点で飛躍続く

March 18th, 2026

18日、ゲリット・コールが復帰登板で1回、無失点と着実に復帰への兆しを見せた中、台頭中の若手投手も引き続き注目を集めている。

カルロス・ラグランへ(22)はレッドソックス戦で4回を無失点に抑え、2安打、1四球、4三振の好投を見せた。身長6フィート7インチ(約201センチ)、体重248ポンド(約112.5キロ)の右腕は、これで今春の連続無失点を11イニングに伸ばし、防御率を0.66まで下げた。ここまで13回2/3を投げて13三振を記録している。

メジャーの舞台で戦う準備ができていると思うか聞かれた右腕は頷き「ああ」と一言で自信を表した。

ワールドベースボールクラシックで活躍した捕手のオースティン・ウェルズも同意見だ。

「彼がメジャーで戦力になることに疑いはないよ。どんなプロセスを踏んでいくのかは分からないけど、今日の投球を見れば、間違いなくメジャーでも多くのアウトを奪うはずだ」

ラグランへがキャンプで許した唯一の自責点は、2月21日のデビュー戦(対タイガース)の三回に喫したもので、コーリー・ジュルクスに高めのチェンジアップを左翼スタンドへ運ばれた。

ヤンキースの球団内2位(全体79位)の有望株は、マイナーリーグで評価を高めてきた圧倒的な球速をこの日も披露した。60球中25球が速球で、平均99.6マイル(約160.3キロ)、100マイル(約161キロ)以上を9度記録した。

「ゾーンを攻めて、打者をより安定して追い込むこと。あとはどんな場面でも落ち着くように心がけている」と本人は今春を通じて改善してきた点を語る。

「これらに実際に取り組めているからこそ、メジャーの舞台でも戦えると自信を持てるんだ」

しかし注目すべきは、レッドソックス戦で奪った4つの三振がすべて変化球によるものだった点だ。チェン・ツェンチーとアラン・カストロはチェンジアップで、ブレイデン・ウォードはスライダーで、マックス・ファーガソンはスイーパーで三振に仕留めた。

この日の登板でラグランへは計11回の空振りを奪った。

「彼は投球術を備えているし、ストライクもよく取れている」とアーロン・ブーン監督は称賛した。

「もちろん、球威については以前からよく聞いていたが、変化球を狙ったところに投げ込んでカウントを整えたり、打者を打ち取る能力には目を見張るものがある。彼の速球が素晴らしいのは確かだが、変化球が機能しているからこそ、その速球がより生きてくるんだ」

「走者にとっても厄介な存在だ。あの巨体なら動作が遅いと思うだろうが、クイック(登板から捕手のミットに届くまで)はわずか1.2秒だ。彼という人間を知り、取り組み方を見ていく中で、その負けん気の強さや、こちらのアドバイスを真摯に受け止めて実行に移す能力を感じている。実に見事なものだよ」

確かに、レッドソックスは主力の大半を欠いていたが、それでもラグランへのパフォーマンスは見過ごせない。今春のフォーシームの平均球速は100.5マイル(約161.7キロ)で、パドレスの守護神メイソン・ミラーに次ぐ2位となっている。

ヤンキースの先発ローテーションは、コールとカルロス・ロドンが復帰しなくとも層が厚い。マックス・フリード、キャム・シュリットラー、ウィル・ウォーレン、ライアン・ウェザーズ、ルイス・ギルらがおり、ラグランへが開幕ロースター入りするのは容易ではない。

そのため開幕は、昨季16試合(うち15先発)に登板して7勝6敗、防御率3.22の成績を残した2Aサマセットで迎えることになるだろう。この日の試合にはリリーフとして登板したが、ヤンキースは彼を先発投手として育てていく方針だ。

だが”シーズンの終わりをどこで迎えるか”となると話は別だ。少なくとも、ここまでの投球はメジャーリーグの舞台への道を期待させる。

「自分には戦う力があるということを示すために、ここ(キャンプ)に来た。基本的には、どんな形でもいいからチームの力になれるということを見せたかった。それがキャンプに入るにあたってやりたかったことだし、それは達成できたと感じているよ」とラグランへは語った。