【レッズ2-5ドジャース】シンシナティ/グレートアメリカンボールパーク、7月28日(日本時間29日)
ドジャースは初回、レッズの剛腕ルーキー、チェイス・バーンズの立ち上がりを攻め、テオスカー・ヘルナンデスのタイムリーで1点を先制した。援護をもらってマウンドに上がった山本も、初回に1死から2つの四球と安打で満塁のピンチを招き、内野ゴロの間に1失点し、序盤からスコアが動く展開になった。
しかし、二回以降は両投手が奪三振ショー。二回にバーンズが3三振を奪うと、山本もフォーシームで2つの三振を奪ってそれに応えた。その後も両右腕は毎イニング三振の山を築き、熱い投手戦になった。
均衡が破れたのは五回、ドジャースが1死一、三塁のチャンスで大谷が99.4マイル(約159.9キロ)のフォーシームをセンターオーバーの二塁打にすると、2人の走者がかえり、ドジャースが3-1と勝ち越した。
2点のリードをもらった山本は七回まで投げ抜き、4安打、2四球、1失点、9三振の好投でシーズン防御率は2.48に改善され、7月1日以来の勝ち星(9勝目)を挙げた。
七回にも2点を追加したドジャースは、九回に1点を失い、なおも満塁のピンチを背負ったが、継投策で5-2で逃げ切り、シーズン62勝目をマークした。
大谷は「2番・DH」でスタメン出場し、3打数1安打2打点1得点。七回に四球で出塁すると、フリーマンのタイムリーで得点し、今季両リーグ通じて初めてのシーズン100得点目をマークした。
1番のベッツも2安打1四球で3得点、2番の大谷も1安打2四球で1得点2打点と、得点に絡んだ。過去30日ではメジャー25位の89得点でドジャース打線の調子が鈍っているが、ベッツ&大谷のコンビが機能すれば得点力不足は解決されそうだ。
