5月26日(日本時間27日)から24日(同25日)の試合開始前までの約2カ月間で、メジャー全体で50回以上を投げた投手は63人いる。その中で、ノーラン・マクリーン(25)は防御率2.08で6位に入り、山本由伸(27)も防御率2.43で10位につけている。
この好調な両投手が、25日(同26日)にシティフィールドで投げ合う。ドジャースは山本、メッツはマクリーンが先発マウンドに上がる一戦は、大きな注目を集めている。
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球界屈指の球威を誇る2人の投手による直接対決。昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で3位に入り、オールスターにも選出された山本は、どの球種よりも多投するスプリットの印象が強い。しかし実際には、フォーシーム、シンカー、スライダー、カットボールを含め、球質の良さを示す指標「スタッフプラス(Stuff+)」で平均を上回る球種を5つ持ち合わせている。
5月12日(日本時間13日)の時点では防御率3.60と平凡な数字だったが、それ以降の10先発では防御率2.20と好投を続けている。この好成績には、2失点で完投した前回の登板も含まれる。今季メジャー全体でもわずか11度しか記録されていない完投の1つだ。
「特別な選手だ。昨季のポストシーズンでの活躍や、今もやり続けていることは信じられない。見ていて本当に楽しい。プレーで手本を示している。常にマウンドに立つことを望み、完投することを求めている」とドジャースのクローザー、タナー・スコット(32)は称賛する。
山本の長いイニングを投げる能力は、マクリーンが追い求める理想像だ。エース級の先発投手へと成長する上で、まさに大きな課題となっている。制球を乱す場面が多いこともあり、マクリーンが6イニング以上先発登板は全体の25%にとどまる。山本の50%と比べると、その差は明白だ。
しかし、最近の登板でマクリーンの投球効率は目に見えて向上しており、6試合連続で6イニング以上を投げ抜いている。大きく曲がるものの制球が定まりにくい変化球に頼るのではなく、カウントの浅い段階からフォーシームやシンカーでストライクゾーンを果敢に攻める意識を高めた配球が、好結果に結びついている。
このアプローチが見事に実を結び、直近4試合の先発では防御率0.75の好成績。現在は17イニング連続で自責点0を継続中だ。
「少しでも長いイニングを投げるため、できるだけ多投するようにしている」とマクリーンは自身のフォーシームについて意図を説明する。
「空振りを奪うことも素晴らしいが、三振の山を築きながら長いイニングを投げることには限界がある。打ち損じの打球を打たせる工夫も必要となる」と課題に向き合っている。
今季の通算成績では、山本は18試合の先発で10勝6敗、防御率2.78。対するマクリーンは20試合の登板で7勝6敗、防御率3.34としている。25日(同26日)の両者の投げ合いは、ハイレベルな投球を堪能したいファンにとって見逃せない一戦となる。
