菊池雄星、今季最長7イニングの好投で復調へ大きく前進

1:06 AM UTC

フィリーズ5−2エンゼルス】アナハイム/エンゼルスタジアム、8月30日(日本時間31日)

菊池雄星(35)は負傷者リストからの復帰前、リハビリ登板4試合で防御率15.63だった。左肩の炎症から復帰した23日(同24日)も5回5失点だったが、30日(同31日)のフィリーズ戦では好投した。

エンゼルスタジアムで行われた3連戦最終戦に先発し、7回を6安打2失点、1四球、6三振。チームは敗れた。3回にJ.T.リアルミュート(35)、7回にエドムンド・ソーサ(30)にソロ本塁打を許した。

打線も振るわず、エンゼルスはフィリーズとの3連戦で全敗。連敗は7に伸びた。

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それでも、菊池がようやく好投し、球速と制球の改善も確認できた点は明るい材料だった。速球の平均球速は95.7マイル(約154キロ)。五回にはデレク・ヒル(30)から空振りを奪った97.8マイル(約157キロ)を計測した。

菊池は序盤から好調だった。二回まで無安打に抑えたが、三回に甘く入ったスライダーをリアルミュートに本塁打された。それでも立て直し、その後は打者14人のうち11人をアウトにした。

六回には遊撃手オズワルド・ペラザ(26)が好守から併殺を完成させ、アレク・ボーム(30)を打ち取って無失点で切り抜けた。

「菊池は素晴らしかった」とカート・スズキ監督(42)は評価した。

「前回も球自体は良かったが、きょうはより安定していた。速球のコースも良かったと思う。変化球もうまく使っていた。7回2失点で、失点はソロ本塁打2本だけ。本当にいい投球だった」

菊池は七回先頭のソーサに、甘く入ったスプリットを勝ち越し本塁打された。ソーサは28日(同29日)にも九回2死から勝ち越し満塁本塁打を放っており、シリーズ2本目の大きな一発となった。

菊池が投じたスプリットはわずか6球。球種割合はフォーシームが57%、スライダーが23%で、この2球種を中心に組み立てた。

菊池は七回1死からブライソン・ストット(28)に二塁打を許したが、後続を抑えた。投球数は92球で61球がストライク。今季9度の先発で初めて7イニング以上を投げた。前回は2025年8月20日(度21日)のレッズ戦だった。

菊池はシーズン終盤で好投を続けたい考えだ。昨季前に3年6300万ドル(約100億6700万円)で契約し、2027年まで契約を残している。2025年は自己最多の33試合に先発して防御率3.99を記録し、オールスターにも選出された。今季は腕の角度を上げる調整に取り組んだが、7試合に先発した後、左肩の炎症で負傷者リスト入りした。

菊池は左肩の負傷から復帰まで約4カ月を要した。それでも強力なフィリーズ打線を相手にした今回の投球は、シーズン残りだけでなく来季以降へ向けても、健康な状態で好投できることを示す内容となった。今季は防御率5.65でまだ勝ち星はない。一方、43回で43奪三振、16四球と内容は安定しており、速球の状態にも手応えを感じている。