エンゼルスの菊池雄星が15日、傘下1Aランチョ・クカモンガでリハビリ登板に臨んだ。初回に7点を失う苦しい立ち上がり。その後は立て直したものの、4回2/3を7安打8失点、2四球、8奪三振。80球を投げ、先発復帰に必要な投球数はクリアした。
当初は今回が最後の登板となる予定だったが、結果は厳しいものとなり、球団はメジャー復帰を前に、もう一度リハビリ登板を行わせるかどうかを検討する方針だ。
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菊池本人は、メジャー復帰への準備はできていると考え、チームと共に遠征に行く予定だった。一方、球団の判断はまだ出ていない。
カート・スズキ監督は、菊池をいつ先発ローテーションに戻すかについて「まだ話し合っているところ」と説明。一方で、右腕ライアン・ジョンソンについては「次も先発する」と明言した。ジョンソンは今季60回1/3で防御率6.41と苦しんでいるものの、8月に入ってからは3試合、14回1/3で防御率2.51と状態を上げている。
菊池が復帰した際は、6人制ローテーションも選択肢に入る。右腕グレイソン・ロドリゲスはアストロズ戦の先発候補だが、今季13先発で防御率7.17と不安定だ。
リハビリ4試合で防御率15.63
菊池はここまで3Aソルトレークで2試合、1Aランチョ・クカモンガで2試合に登板しているが、内容は厳しい。7月30日の初登板では3回6失点(自責4)。その後、ソルトレークでは2試合で計5イニングを投げ、10失点を喫した。
これまで菊池は、1AではPitchComが使えず、球種を読まれていたと説明していた。だが、今回は速球を柱で投げたものの、結果が伴わなかったという。4試合を合わせると、12回2/3で24奪三振。一方で、防御率は15.63まで膨らんでいる。
スズキ監督も結果については「少し気になる」としながら、何より菊池が健康な状態で投げられていることを重視している。
「メジャーで長く投げてきた経験のある投手だから、まずは本人がいい状態だと感じていることが大事。メジャーの試合で実際にマウンドに立てば、また違ったものになる。今は体調も良く、力強さもある。リハビリ登板で、そこを確認できているのは大きい」
今季は4月末から離脱
35歳の菊池は左肩の炎症で4月29日から離脱。今季は7試合に先発し、31イニングで防御率5.81、33奪三振、14四球を記録。昨季は初のオールスター選出を果たし、自己最多の33試合に先発。178回1/3を投げて防御率3.99、174奪三振をマークした。
エンゼルスとは2027年まで契約を残しており、昨季前には3年総額6300万ドル(約95億円)で契約。球団にとって重要な戦力であるだけに、復帰を急がず、まずは左肩の状態を含め、万全の状態を取り戻せるかを見極めることになりそうだ。
