エンゼルス内でノーラン・シャニュエル内野手(24)以上にザック・ネト内野手(25)を長く知る者はいない。
ネトとシャニュエルは南フロリダで1歳違いで育ち、ネトはマイアミ出身、シャニュエルはその北へ45マイル(約72キロ)離れたボカラトンで育った。シャヌエルは、初めてネトと対戦したのは自身が12歳の頃だったと語った。ネトがキャンベル大学で活躍する前の高校時代にも、サマーリーグで対戦している。
シャニュエルにとって、ネトが球界屈指の遊撃手の1人として急成長する姿を目の当たりにしてきた。10年以上前からその才能を知っていたため、驚きはない。
シャニュエルは「対戦しながら成長し、どんな選手かを見てこられたのは素晴らしい。2023年に初めて昇格した時からずっとネトを見てきて、今のプレーや、より余裕を持ってプレーする姿は、周囲の選手にも良い影響を与えている。本当に素晴らしい選手だから、チームメートとして活躍する姿を見られるのは最高だよ」と語った。
2022年のドラフト全体13位指名で入団したネトは、過去2シーズンのそれぞれでチームトップのWAR(総合的な勝利貢献指標)をマークし、2024年と2025年の両方で5.1のbWAR(ベースボール・リファレンス版)を記録した。パワーとスピードを兼ね備えた希少な才能を持ち、昨季は128試合に出場して26本塁打、26盗塁、62打点をマークし、打率.257、出塁率.319、長打率.474(OPS .793)の成績を残した。
2024年11月に肩の手術を受け、昨季は開幕から18試合を欠場したため、今季は自身初の「30本塁打・30盗塁」達成の候補に挙がっている。今季の目標はケガなく過ごし、2015年以来勝ち越しがない球団の文化を変える手助けをすることだ。
ネトは「キャンプ中ずっと言い続けているが、このチームはもう若い集団ではない」と語った。
「次のレベルに到達し、10月にプレーするために何が必要か、みんな分かっている。あとは互いを信じるだけだ。ケガなく過ごすことが最も重要であり、毎試合負けると思われていることを承知の上でグラウンドに出て勝負することだ。人々の予想が間違っていると証明するだけだ」
ネトは、スーパースターのマイク・トラウトとともに球団の顔になる責任を理解していると語った。メジャーでのプレーは3シーズン目だが、2023年のフィル・ネビン、23〜24年のロン・ワシントン、昨季監督代行を務めたレイ・モンゴメリー、そして今季のカート・スズキに続き、すでに4人目の監督の下でプレーすることになる。
ネトはそのような頻繁な監督交代は理想的ではないと認めたが、スズキ監督が指揮官にふさわしい人物だと信じており、今でも日々のルーティンの一部としてワシントン元監督の内野ドリルを活用していると語った。
ネトは「素晴らしいことだ。キャリアのスタートで3人の異なる監督の下でプレーするのは、望ましいことではない。しかし、カートこそ適任だ。一緒にいて特別な存在。リラックスしているが、真剣になるべき時を分かっている」と語った。
スズキ監督は2023年に特別補佐としてフロント入りし、ネトが選手、そしてリーダーとして成長する姿を見てきた。足を上げる打法がメジャーで通用しないのではないかという懸念をネトは払拭したが、今季は三振を減らしたいと語った。
ネトは1番打者を好むとも語り、スズキ監督もその打順に入る可能性が高いと述べたが、まだ確定したわけではない。
スズキ監督は「ネトの可能性は無限大。フルシーズンを戦いたいと一番思っているのは本人のはずだ。ネトが毎日グラウンドにいてこそ、チームは最高の状態になれる。ただ、自身の仕事に取り組み、ルーティーンをこなす姿を見るのは、本当にすごい」と語った。
ネトはマイナーでわずか45試合という短い期間を経て、メジャーでの3年間で成長し、他の選手たちから尊敬され、自身の振る舞いが見られていることを分かっている。しかし、自身のルーツを大切にし、マイアミの家族と非常に親しい関係にあることが、謙虚さを保つ助けになっていると語った。
ネトにはマイアミ出身らしい自信があるが、正しい姿勢で練習に取り組んでおり、チームメートもそれに気付かずにはいられない。
ネトは「毎日同じ自分でいる。これには大きな責任が伴うと分かっている。チームメートの大半が自分の日々のルーティーンや、調子が良い時も悪い時もどのように取り組むかを見ていると分かっているからこそ、毎日同じ自分でいる。(周囲にも)そうやって野球に取り組んでほしいと思っているからだ」と語った。
