ネト、初のボブルヘッドデーで初サヨナラ打

July 26th, 2025

エンゼルス3X−2マリナーズ】アナハイム/エンゼルスタジアム、7月25日(日本時間26日)

アナハイム――ザック・ネトは自身初のボブルヘッドが配布された日にキャリア初のサヨナラヒットを放ち、チームの連敗を4で止めた。

延長十回2死一、二塁でネトはセカンド右へのゴロを打ち、ダイビングした二塁手のグラブをかすめ、打球はライト前に抜けた。二塁走者のウェイド・ジュニアが生還し、勝利した。

ネトは、エンゼルスの組織で最も重要な選手の一人として台頭し、初めてのボブルヘッドナイトが開催された。

母親のマギーがマイアミから来られなかったことを残念に思っていた。しかし、最善を尽くし、延長十回で重要な守備のプレーを見せ、キャリア初のサヨナラヒットを放った。

ネトは特別な夜が感情を呼び起こしたと語り、特に試合後すぐにメッセージを送ってきた母親からの反応が印象的だったという。

「本当に特別な日だった。今朝、母親が電話してきたんですけど、彼女がこちらに来たかったのに来られなかったのが残念でした。でも、メッセージを見て、母は最初に『涙が止まらない』って言ってきたんです。すごくいいことだと思います。でも、ボブルヘッドナイトと初めてのサヨナラヒット、どちらも本当に特別なものだと思います」

31日に迫るトレード期限を前にエンゼルスには必要な勝利だった。負けが続いているため、売り手にまわる状況だが、マリナーズとの残り2試合と28日から始まるレンジャーズとの3連戦で勝ち続ければ、その立場は変わるかもしれない。エンゼルス(地区4位、50勝54敗)は、マリナーズ(地区2位、55勝49敗)を5ゲーム差で追いかけている。ア・リーグのワイルドカード圏内までは4.5ゲーム差だ。

「負け越しを脱出するのが一番難しい。ここ数日どう戦ってきたかを見ていて、うまくいかなかったんですけど、それが野球です。でも、今日は野球の神様が味方してくれたと思います。こうやって勝利をつかむことができて、明日また同じことをできるように頑張りたいと思います」

ネトのサヨナラ打は、エンゼルスが一回にジョー・アデルがブライアン・ウーから2点タイムリー二塁打を放って以来の初得点だった。

投手陣の好投が、接戦で勝機をつないだ。右腕のホセ・ソリアーノは6回を投げて2失点。2点はすべてフリオ・ロドリゲスに打たれたソロホームラン。リリーフ陣はその後をしっかりと締め、ブロック・バーク、リード・デトマース、ケンリー・ジャンセン、ライアン・ゼファジャンがそれぞれ無失点で切り抜けた。延長十回の2死二、三塁でマリナーズの1番から3番までを三者凡退に抑えた。

ネトは、自分のボブルヘッドがダイビングで守備をするシーンを再現したものであることに満足していると言ったが、冗談でそれが自分の右肩の問題を引き起こしたセカンドベースへのヘッドスライディングに似すぎていると言って笑った。

「これが最後のヘッドスライディングかもしれないね。でも、すごく良かったと思う。気に入っているよ。とてもクールだ」