ザック・ネト、お見合い落球は 『自分のミス』 連携ミスでサヨナラ負け

April 16th, 2026

エンゼルス4−5xヤンキース】ニューヨーク/ヤンキースタジアム 4月15日(日本時間16日)

 エンゼルスの遊撃手ザック・ネトが、痛恨のプレーを悔やんだ。

 1点リードの九回1死、ジャズ・チザムJr.のポップフライで2アウトになるはずだった。クローザーのジョーダン・ロマノも空を指さし、アウトを確信していた。

 しかしネトと三塁手オズワルド・ペラザの連携ミスで打球は落下。記録は安打となり、流れが一変。チザムJr.はすぐに二盗を決め、オースティン・ウェルズが四球でつなぐと、ホセ・カバイェロが2点二塁打。

 ロマノも前戦に続き終盤で崩れ、このシリーズ2度目のサヨナラ負けを喫した。

カート・スズキ監督は「単純なコミュニケーションミス。声がかかったと思って、2人とも追うのをやめてしまった」と説明。ネトも「自分のミス。内野フライは遊撃手が優先。自分が行って捕るべきだった」と責任を認めた。

本来なら試合を締めるはずの一球が、悪夢の連鎖の始まりとなった。

ツーストライクからのスライダーで両走者がスタートを切り、カバイェロが左中間へ鋭い二塁打。トラウトがこれを処理し、ザック・ネトを経由して本塁へ送球したが、オースティン・ウェルズが捕手オホッピーのタッチをかいくぐり、ヤンキースが逆転勝利を決めた。

カバイェロは「チャンスをもらえば危険な打者になれる。それが結果につながった」と振り返った。

ロマノは3日間で2度目のセーブ失敗に、試合後は悔しさをにじませた。それでも「これも野球。いろいろ起きる。走者を出した後に、もっといい球を投げないといけなかった」と自らを戒めた。

右腕は開幕から6登板で5回無失点、4セーブと好スタートを切ったが、その後は失速。ヤンキースとの初戦ではアウトを取れずに3失点、この日も2失点と崩れ、防御率は5回1/3で8.44まで悪化した。それでも当面はクローザー起用が続く見込み。

ただし援軍も近い。ベテランのカービー・イェーツ(左膝炎症)が近日中にシングルAランチョクカモンガでリハビリ登板を開始予定。さらに剛腕のベン・ジョイスも、昨年5月の肩手術後初めて打者相手の投球を行い、復帰へ前進している。

指揮官は、ロマノについて「ここ数試合は厳しい内容になっている。開幕当初は素晴らしかったが、直近は苦しんでいる。状態を見極めていく」と話した。

さらにシリーズ2度目のサヨナラ負けがチームのメンタルに影響することはないと強調。「もちろん痛い敗戦ではあるが、選手たちは全力で戦っている。こういう接戦を落とすのはつらいが、明日は新しい一日。切り替えていく」と前を向いた。

ネトも同様に、「負けた以上、悔しいのは当然。でも試合はまだある。この経験から学び、次に進むだけ」と冷静に受け止めた。

開幕からの戦いぶりは9勝10敗と五分近い成績。得点94、失点94と数字上も拮抗しており、チームは序盤戦で粘り強さを見せている。