MLBの強打者たちによる最新「打者パワーランキング(Hitter Power Rankings)」が発表された。今週もニューヨーク勢がトップに君臨する一方で、中西部から注目の若手が3位に食い込んだ。
- 前回のランキングはこちら(英語記事)
このランキングはMLB.comのデータチームが作成する独自の数値評価に基づき以下の3項目(とりわけ1と2を重視)に基づいて評価されている。
- 直近の成績
- シーズン通算成績
- 過去365日間のパフォーマンス
以下、火曜時点の最新TOP10を見てみよう。
1位:アーロン・ジャッジ(ヤンキース、前回1位)
もはや歴史的領域に突入しているジャッジ。過去365日の成績は打率.362、出塁率.489、長打率.759、61本塁打、155打点。しかも今季は打率4割超えを維持中と、さらに記録を塗り替えそうな勢いだ。バッティングスタンスの変更がこの覚醒のきっかけだったとも言われており、いつまでこの記録が続くのか楽しみだ。
2位:ピート・アロンソ(メッツ、前回2位)
彼の活躍も今更驚くことでもないが、今季特に際立つのは、三振率が前年から10ポイント近く減少していること。元々の高い打撃力にさらに磨きがかかり、キャリア平均より約1割高い打率.346と好調を見せている。
3位:ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ、前回4位)
火曜の試合で20試合連続安打を達成し、打率.316まで上昇。本塁打こそ2本にとどまるが、メジャー最多の12本の二塁打を放ち、流石の輝きを見せている。
4位:大谷翔平(ドジャース、前回7位)
「パパになった」後、8試合目で放ったのは今季メジャー最速の打球速度183.6キロの弾丸HR。
出産後の成績は.290/.421/.548と安定しており、5本の長打と3盗塁も記録。父親になっても、そのスーパースターぶりに一切陰りはない。
5位:フェルナンド・タティスJr.(パドレス、前回5位)
ここまで打率.330、8本塁打、7盗塁。守備で平均よりもどれだけ多くのアウトを取ったかを示すOAAも+4と、全方位での活躍が際立っている。三振率を抑えながらその積極性を維持しており、「再覚醒」したスターの完全復活だ。
6位:コービン・キャロル(Dバックス、前回3位)
やや勢いは落ちたとはいえ、長打率.536は依然として高水準。直近では3本塁打と、上位2%に所属するスプリントスピードを活かした3三塁打を見せた。
7位:アレックス・ブレグマン(レッドソックス、初登場)
新天地ボストンで大活躍。30試合時点で.331/.401/.570と、2019年のMVP級シーズンを彷彿とさせる内容を見せる。4月15日の1試合5安打2本塁打を皮切りに、直近12試合で打率.417、出塁率.509、長打率.771と大爆発中だ。
8位:カイル・タッカー(カブス、前回8位)
今季の新加入組の中で、最も貢献度の高い選手の一人。高得点を連発するカブス打線の中心となっており、過去162試合で打率278、出塁率.386、長打率.564、41本塁打30盗塁とその実力を証明している。
9位:ホルヘ・ポランコ(マリナーズ、初登場)
2025年最大の復活劇を演じているのがこの男。それを象徴するのが今季のOPSで、昨年の.651から1.243へ約2倍へと上昇。MLBトップの上昇幅を記録している。4月最終週には2本塁打&5打点をマークするなど「週間MVP」も獲得し、まさに波に乗っている。
10位:ベン・ライス(ヤンキース、初登場)
今週のランキングはNYから始まり、NYで締められる。オリオールズとの火曜の試合ではキャリア2度目の1試合2本塁打を放ち、今季8本目のアーチをマーク。左投手への対応には課題が残るが、右腕相手には打率.323、出塁率.443、長打率.692とトップクラスの破壊力を誇る。
次点(Honorable Mentions)
- ピート・クロウ=アームストロング(カブス)
- カイル・シュワーバー(フィリーズ)
- マーセル・オズナ(ブレーブス)
- パヴィン・スミス(Dバックス)
- セドリック・マリンズ(オリオールズ)
- イ・ジョンフ(ジャイアンツ)
- 鈴木誠也(カブス)
- ジェームズ・ウッド(ナショナルズ)
