焦りは禁物と分かっている。だが予想以上のリハビリの進展にアレックス・ブレグマンはうれしさを隠せなかった。
ブレグマンは、5月23日に右太もも裏(右大腿四頭筋)を痛めたが、今回のレッズとのホーム3連戦から、ランニングに加えバッティング、守備、スローイングといったメニューも再開した。
「これまでで一番調子がいい。今日はリハビリを始めてから一番速く走れたし、フルメニューをこなせた。当初の予定より何週間も前倒しなんだ。もちろん無理はしたくないから慎重に進めるけど、すごくいい感触だよ」
1週間前、アレックス・コーラ監督は「復帰はオールスター明けが濃厚」と話していたが、本人は早ければ7月7日からのホーム7連戦での復帰の可能性があると述べた。
「可能性はあるかもしれない。ただ、今日の感触は本当に良かったから、明日の状態を見てから判断する。焦りすぎるのはよくないけど、戻れる日は近い気がするよ」
コーラ監督はチーム側がブレグマンを"スローダウン"させる必要があると慎重な姿勢を崩さない一方で、「良い方向に進んでいるのは間違いない。彼の話しぶりからも分かるように、回復はかなり順調」と前向きな見解を示した。
デバースの放出もあり得点力が低下している中で、ブレグマンの復帰はチームにとって大きな補強となる。加えて、7月1日からマイナーでリハビリを開始する吉田正尚の復帰も追い風になるだろう。
ブレグマンは数週間前、マイナーでの実戦復帰を見送る可能性に言及していたが、現時点でもその選択肢は残っているという。
「マイナーでリハビリ出場する形になるのか、それともここで実戦に近い負荷で調整して、そのままメジャーの試合に戻るのか、まだ決まってないんだ。今日か数日以内に話し合う予定だけど、どちらの道もあり得る。チームの方針に従うよ」
レッドソックスは現在41勝44敗で、期待に反してプレーオフ圏外にいるものの、ブレグマンのボストン愛に揺らぎはない。3年契約を結んでいる彼は、2025年と2026年終了後にオプトアウト条項を持つが、代理人のスコット・ボラスはボストン・グローブ紙に「延長交渉に前向き」とコメント。ブレグマンも「スコットと自分は同じ考え。チームの話には耳を傾けるつもり」と応じた。
ただし、今の焦点はあくまで復帰と勝利だ。
「今はとにかく一日でも早く健康な状態で復帰して、このチームの勝利に貢献したい。プレーオフ進出を本気で信じている。そもそも自分がボストンと契約した理由もそこにある。チームの一員として、その目標を実現したいんだ」
