森井がマイナーで投手デビュー!1イニングを無失点

May 15th, 2026

森井翔太郎は2025年1月、アスレチックスと契約した際、日本出身のアマチュア選手として史上最高額となる150万ドル(約2億3600万円)の契約金を受け取った。昨年はルーキーリーグのアリゾナ・コンプレックスリーグで打者専任としてアメリカ野球に慣れたが、この日、ついに本格的な挑戦が始まった。アスレチックス13位プロスペクトとして、マイナーで初の投手デビューを果たした。

森井は1Aストックトンの一員として、1回を無失点に抑え、四球を与えながらも、高めの速球で1Aでの初奪三振を記録した。最後はギャビン・ターリー(球団15位プロスペクト)がダイビングキャッチを決め、無失点で切り抜けた。

19歳の森井は14球(うちストライク8球)を投げた。牽制では悪送球もあったが、この日の登板は特別で大きな意味を持つ一歩だ。森井は今後、打撃、投球、守備をすべてこなし、“三刀流”としてプレーしていく予定だ。

「彼は非常に難しい挑戦をしようとしている」とアスレチックスの育成部長エド・スプレイグは語った。「現時点では打撃の方が投球より進んでいるが、素晴らしい肩を持っているし、本人も両方やることに本気だ」

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もし日本に残っていれば、森井はNPBドラフトで上位10位以内指名が予想される二刀流有望株だった。高校時代に45本塁打を放ったように、左打席でのスイングは滑らかで、バットコントロールにも優れている。一方で投手としてはまだ粗削りな部分もあるが、92〜93マイル(約148.1〜149.7キロ)の速球と質の高いスプリットは大きな武器だ。

「打者としても投手としても、本当に特別な存在になれるかもしれない」と、昨年1月にアスレチックス国際スカウト部長のスティーブ・シャープは語っていた。「すでに95マイル(約152.9キロ)に届いているし、両方試さない理由がない。本人もやる気だ。とにかく身体能力が素晴らしいので、うまく育成できると思う」

育成プランはかなり綿密だ。森井はこの日は1イニングだったが、その後、最大3イニングまで伸ばしていく予定。あすは休養日となり、16日(日本17日)にはブルペン投球を行いつつ二塁守備にも就く。17日はDHとして出場し、アスレチックスは週3〜4試合で打席に立たせる方針を取っている。

森井は今週ストックトンに合流し、12日のデビュー戦ではDHとして2打数無安打ながらも犠飛を記録した。調整のために出場したアリゾナ・コンプレックスリーグでの3試合すべてで安打を放っており、5月7日の公式プロ初登板では1回無失点、2三振を記録していた。

誰もが夢を見る、打てて、守れて、投げられる選手。森井は今、その夢を実現しようとしている。