AUSLの王者がWSで祝福、女子ソフトボールのこれからを語る

October 27th, 2026

27日(日本時間28日)のワールドシリーズ第4戦を前に、何千人もの観客が本塁後方のゲートをくぐった。優勝トロフィーが掲げられる瞬間を目撃するかもしれない。そんな思いを胸に、入場した。

ただ、その中には、すでに王者の称号を手にした一団もいた。ユタ・タロンズの緑色のサテンジャケットを着て、コンコースを歩く女性たちだ。

アスリーツ・アンリミテッド・ソフトボール・リーグ(AUSL・英語サイト)で2連覇を果たしたタロンズは、トロピカーナフィールドで行われるブルワーズ対レイズの第4戦で、その功績をたたえられた。フィールド上の活躍に加え、女子プロソフトボールの成長を祝う機会でもある。

「本当に光栄だ」と、タロンズのエースでAUSL最優秀投手(英語記事)のモンタナ・ファウツは話した。

「ワールドシリーズに来たことも、野球のポストシーズンを観戦したこともなかった。ここでチームとシーズンを祝える。それだけでも、ソフトボールがどれほど成長してきたかを物語っていると思う」

ファウツは今季、11試合(9先発)で7勝4敗、防御率2.36を記録。62回1/3を投げ、63三振を奪った。

ケンタッキー州グレイソン出身で、アラバマ大学での競技生活を終えた後も、プロとしてプレーできる喜びを語った。ほんの数年前には、想像もできなかった選択肢だという。

「私たちの試合は夏に毎日テレビで放送されていて、同じユニホームを着た女の子たちが、プロのソフトボール選手になりたいと言ってくれる。前はそんなことはなかった。本当に大きく成長してきたと感じるし、これからも成長は続いていく。テレビに映ること、ESPNとの契約、MLBの後押し。そのすべてが、とても大きな力になっている」とファウツは話した。

AUSLは2025年6月に開幕。シカゴ・バンディッツ、カロライナ・ブレイズ、オクラホマシティー・スパーク、ポートランド・カスケード、テキサス・ボルツ、そしてタロンズの6チームが、従来型のリーグ形式で25試合のシーズンを戦う。

ユタは今年7月、バンディッツに2連勝して優勝を決めた。ジェイドリン・オールチンが決勝シリーズの最優秀選手に選ばれた。

「素晴らしいソフトボールと、素晴らしい人たちがいる。運営側は、グラウンド上の結果だけでなく、私たちが充実した時間を過ごせるかどうかも、本当に大切にしてくれている。ファンとの交流も重視している。素晴らしい運営だと思う」とファウツは語る。

ファウツによると、チームにワールドシリーズへの招待が届いたと知らされた時期は、約1カ月前だった。それをきっかけに、メジャーのポストシーズンを熱心に追うようになったという。

「オフシーズンは会う機会がないから、みんなと再会して、近況を話せるのが本当にうれしい。2025年の優勝リングをつけている仲間もたくさんいる。優勝したことを、こういう舞台でたたえてもらえるのは、本当に素晴らしい。でも、まだまだこれからもっと成長していくと思うよ」とファウツは話した。