ボー・ビシェットが、2027年にクイーンズで再起を図る。
29日(日本時間30日)、関係者によると、ビシェットは来季もメッツでプレーする決断をしたという。3年1億2600万ドル(約198億9000万円)の契約の2年目として、4200万ドル(約66億3000万円)の年俸が保証される。オプトアウトしていれば、メッツは500万ドル(約7億9000万円)のバイアウトを支払う必要があった。ビシェットは2027年終了後にも、同じ条件でオプトアウトできる。
メッツでの初年度は波のあるシーズンだった。最初のホーム3試合では14打数1安打でブーイングを浴び、6月10日の時点でもOPSは.600を下回っていた。その後は打率.285、出塁率.337、長打率.442まで持ち直したが、その期間のOPS.788も、開幕前の通算OPS.806には届かなかった。
この成績を踏まえると、オプトアウトしても、現在の契約と同じ年平均4200万ドル(約66億3000万円)を得ることは難しかっただろう。自分が気持ちよくプレーできる球団で、残る契約を上回る金額を得られる可能性は低い。
ビシェットはメッツ加入当初、居心地の悪さを少し感じていたと認めていた。それでも、シーズンが進み、成績が上向くにつれて、充実した様子を見せるようになり、A・J・ユーイングやカーソン・ベンジら、若手選手の相談役にもなった。
メッツ加入前はブルージェイズで7シーズンを過ごし、2度のオールスター選出を果たした。通算20.8のbWARを積み上げ、同期間の打率.294は、規定打席到達者の中で6位。2025年のワールドシリーズでは左膝靱帯の捻挫から復帰し、二塁手として7試合でOPS.923を記録。第7戦の序盤には、勝ち越し3ランも放った。
その冬、メッツはフリーエージェントの外野手カイル・タッカーの獲得に力を注いでいた。だが、タッカーが1月にドジャースと4年2億4000万ドル(約378億8000万円)で契約すると、すぐにビシェットへ狙いを切り替えた。それまで遊撃手としてプレーしてきたビシェットだが、新天地では二塁や三塁を守る意思を示していた。
ビシェットが残留したことで、遊撃のフランシスコ・リンドーアとともに、メッツの2027年の内野左側は固まった。一方、逆側は不透明だ。二塁ではブレット・ベイティ、マーカス・セミエンと有望株らが出場機会を争うとみられ、一塁にはジャレド・ヤングとマーク・ビエントスが引き続き在籍している。
