ウィットJr.が2年連続でハート&ハッスル賞を受賞

殿堂入り選手クレイグ・ビジオ以来の快挙

November 20th, 2025

ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)はまだ25歳だが、すでに2度のオールスターに選出され、ゴールドグラブ賞を2度、シルバースラッガー賞も2度、さらにプラチナグラブ賞を1度受賞している。

そんな彼が特に大切にしている賞のひとつが「ハート&ハッスル賞」で、今年、その賞を2年連続で受賞した。

20日(日本時間21日)、ウィットJr.が2年連続でハート&ハッスル賞の受賞が発表された。この賞は2005年、MLB選手同窓会によって創設され、MLBのOB選手と現役選手の投票によって受賞者が決まり、毎年、「野球への情熱を示し、野球の価値や精神、伝統を最もよく体現している現役選手」が選ばれる。

MLBネットワークの番組「ホットストーブ」に出演したウィットJr.は「本当に光栄です。選手の投票で決まるので、僕にとっては最高の栄誉の1つです。いつも全力でプレーしたいと思っています。これは父に教えられたことです。だから、本当に光栄ですし、感謝しています。これからも毎日全力でプレーできるように頑張ります」と喜びを語った。

ウィットJr.はメジャーデビューから4年連続でロイヤルズの代表としてハート&ハッスル賞にノミネートされており、この賞を2度受賞するのは史上2人目の快挙。2006年と2007年に連続受賞したクレイグ・ビジオ(殿堂入り選手)以来だ。

昨季、ア・リーグのMVP投票で2位となったウィットJr.は、今季も4位にランクイン。184安打でメジャー2年連続トップに立ち、47二塁打もMLB最多を記録した。さらに23本塁打&38盗塁をマークし、メジャーデビューから4年連続で「20本塁打・30盗塁」を達成した史上初の選手となった。ファングラフス版WARは8.0で全野手中3位。守備指標OAA(平均よりどれだけアウトを奪ったか)+24は、全ポジションの野手でリーグ1位タイと、攻守で圧倒的な存在感を示した。

今季は157試合に出場。そのうち153試合は遊撃手としてスタメン出場した。

毎日プレーすることについて尋ねられたウィットJr.は「それが究極の目標です。どんなことがあっても、毎日チームを助けたいですし、100%の力を出し切りたいと思っています。80%の力しか出せない日もあるかもしれませんが、そういう日には、その80%の力を100%出し切るように努力します。とにかく、どんなことがあっても、毎日プレーしてチームを助けたいんです」と語った。

ウィットJr.は今季も素晴らしいシーズンを過ごし、様々なアワードを受賞している。2年連続でゴールドグラブ賞に輝き、リーグで最高の守備力を持つ選手を表彰するプラチナグラブ賞も受賞。また、シルバースラッガー賞も2年連続で受賞し、オールMLBのファーストチームに遊撃手部門で選出されるのも2年連続となった。さらに、ロイヤルズの球団MVPに4年連続で選出された。

しかし、チームはポストシーズン進出を果たせず、ウィットJr.のモチベーションは受賞の栄誉よりも、チームを再び10月の舞台に導くことにある。今季のポストシーズンを観戦した経験は、その思いをさらに強めたという。

「ほとんどすべての試合を見ていましたが、つらい気持ちでした。自分たちがそこにいるべきだったと思いますし、可能性もありましたから。でも、それが今のモチベーションになっているのは間違いありません」とウィットJr.は語る。

さらに、来季に向けた準備もすでに始めている。「現時点で3週間ほどトレーニングを継続しています。これがオフシーズンの楽しみでもありますし、162試合に備える準備にもなるんです」と、早くも来季を見据えていた。