【ブレーブス6−2アストロズ】ヒューストン/ダイキンパーク 9月18日(日本時間19日)
ブレーブスが、またポストシーズンに帰ってきた。タイラー・マーリーにとっても、待ちに待った舞台だ。
マーリーは2020年、コロナ禍で短縮されたシーズンにレッズの一員としてポストシーズンを経験した。だが、レッズは初戦でブレーブスに敗退。2023年にはツインズでのポストシーズン登板を目指していたものの、5月にトミー・ジョン手術を受け、その夢はかなわなかった。
だからこそ、マーリーには特別な思いがあった。
MLBの最新ニュースを見逃さない!
- 【毎週日本時間金曜配信】日本語版ニュースレターに登録
- 【自分のスタイルでMLBを楽しむ】日本語公式アプリをダウンロード
- 【2026年より開設!】MLB Japan公式Youtubeチャンネル
18日(日本時間19日)、敵地でのアストロズ戦に先発すると、6回3安打1失点の好投。打線の援護も受け、チームの勝利に貢献。この勝利で、ブレーブスはポストシーズン進出を決めた。マーリー自身にとっては、キャリア初のポストシーズン先発が現実味を帯びてきた。
「素晴らしいチームの一員になれたことが、とにかくうれしい。自分の役割を果たして、このチームにいるすごい選手たちと一緒にプレーしていきたい」とマーリーは話した。
そんな「すごい選手たち」の一人に、マーリー自身も加わる。8月2日にジャイアンツから移籍して以降、マーリーは防御率1.28と圧巻の投球を続けている。
8月4日、つまりトレード期限の翌日以降に限れば、規定投球回に到達したMLBの先発投手の中で防御率は3位。マーリーを上回るのは、ヤンキースのキャム・シュリットラー(1.00)とフィリーズのヘスス・ルザード(1.08)だけだ。
こうしてマーリーは、今やブレーブスのクラブハウスにいる「すごい選手たち」からも確かな信頼を勝ち取っている。
「彼がトレードされたときのことを覚えているよ。みんな『なんで?』って感じだった。でも今では、彼は最高の投手の一人だ。ずっと圧倒的な投球を続けている。彼がマウンドに上がるたびに、僕たちには勝つチャンスがあると思えるんだ」とマウリシオ・デュボンは熱く語る。
ポストシーズン進出を決めたブレーブス(90勝64敗)は、ここからナ・リーグ東地区制覇に照準を定める。2位フィリーズ(85勝69敗)に5ゲーム差をつけており、残りは8試合。地区優勝を懸けた戦いは、いよいよ最終盤を迎える。
ブレーブスがこの3連戦をスイープすれば、早ければ20日にも地区優勝が決まる。プレーオフ進出はブレーブスにとって9年間で8度目。なかでも忘れられないのが2021年だ。ヒューストンで行われたワールドシリーズ第6戦を制し、球団史上4度目の世界一に輝いた。
「目標はワールドシリーズ制覇だし、そこにたどり着くには、まずポストシーズンに進まなければならない。だから、今こういう状況にいられることは、もちろん素晴らしいことだよ」とブレーブスの中堅手マイケル・ハリス二世は話した。
当時、マイケル・ハリス二世はまだ有望株の選手で、ファンとしてワールドシリーズを観戦。マット・オルソンはアスレチックスからブレーブスへ移籍する数カ月前で、アクーニャJr.は膝の手術からの復帰を目指していた。
それから5年。ハリス二世、アクーニャJr.、オルソンがそろって2ラン本塁打。マーリーを強力に援護した。
マーリーは8月2日にジャイアンツから加入して以降、8試合に先発して防御率1.28。アストロズ戦でも6回を3安打1失点に抑え、安定した投球を見せた。
ドジャースはトレード期限を前に、先発投手をもう1人補強すべきだったとの見方もあった。負傷者が相次ぎ、ローテーションの層が薄くなっていたためだ。
実際、マーリー自身もジャイアンツでは18試合に先発して防御率5.13。加入時点では、エース級と評価される先発投手をもう一枚加えられなかったとして、アンソポロス編成本部長への批判もあった。
だが、マーリーがドジャースに加入してから7週間。状況は大きく変わった。8月4日以降、マーリーの防御率は1.28。規定投球回に到達している先発投手の中ではMLB全体で3位に入る。上回るのは、ヤンキースのキャム・シュリットラー(1.00)とフィリーズのヘスス・ルザード(1.08)だけだ。
トレード期限の時点では想定されていなかった好投を続けるマーリー。ポストシーズン進出を決めたドジャースにとって、先発ローテーションに加わった右腕は、今や大きな戦力となっている。
「これまで与えられたチャンスや機会を、うまく生かすことができている。これからもこの調子を続けていきたいし、このチームの一員として戦えることに本当にワクワクしているよ」とマーリーは話した。
