【プールB】メキシコがブラジルを圧倒して6回コールド勝ち

最高の状態でアメリカとの大一番へ

3:00 AM UTC

メキシコ16-0ブラジル】ヒューストン/ダイキンパーク、3月8日(日本時間9日)

メキシコは完全に勢いに乗った状態で、アメリカとの大一番を迎えることになった。

今大会の2試合目、メキシコはブラジルを相手に打線が爆発し、16-0(6回コールドゲーム)で圧勝。9日(同10日)に行われるアメリカ戦に向けて、打線は最高の状態だ。

六回、フリアン・オルネラスがライトへの「サヨナラ2ラン」を放ち、コールド勝ちが決定。ワールドベースボールクラシックのルールでは、「5回15点差」または「7回10点差」で試合が終了する。

ヒューストンのダイキンパークはメキシコを応援するファンで埋め尽くされ、3万6380人の大観衆は、メキシコのチームカラーである緑、白、赤の「海」のようだった。

試合の流れを決定づけたのは、自身2度目のワールドベースボールクラシック出場となっているアレハンドロ・カークだ。リードを7点に広げた直後の四回、左中間への豪快な3ラン。この一打でメキシコは10-0と大きくリードした。

ジャレン・デュランも二回に初アーチを放ち、メキシコの本塁打セレブレーションである3色のソンブレロ(帽子)を被る機会を得た。

ジョナサン・アランダは初回に先制タイムリーを放つと、カークのタイムリー二塁打で2点目のホームイン。その走塁中、三塁ベースを回ったあたりでヘルメットが吹き飛んだが、勢いよくホームに飛び込み、「セーフ」のサインを見せてチームを盛り上げた。

そして、前回大会のベスト4進出の立役者であるランディ・アロザレーナは、二塁打1本と2得点を記録する活躍でチームの勝利に貢献した。

カーク、デュラン、アランダ、アロザレーナはいずれもメジャーリーグのオールスター選手だ。しかし、活躍したのは彼らだけではない。スタメン全員安打を記録し、16安打16得点の猛攻。一方、大会初勝利を目指すブラジルはわずか3安打に終わった。

メキシコを応援するためにヒューストンに集まったファンの熱量は、アメリカを応援するファンにも引けを取らない。その2チームが対戦する大一番は、メジャーリーグのポストシーズン並み、あるいはそれ以上の盛り上がりを見せそうだ。

メキシコの選手たちもファンへの「愛」を見せており、アロザレーナは試合中にサイン会を開催していた。

アランダは試合前、「ワールドベースボールクラシックの試合はワールドシリーズの試合すらを上回る」と話していた。

「比べようがないよ。自分の国を代表してプレーし、ユニフォームの胸に自分の国の名前を刻むことができるのだから、比べられるものは何もない」とアランダは語った。

大差で試合が終了したあとも、メキシコのファンは試合開始時と同じくらいの大歓声を送り、選手たちがフィールドを去る際にも大きな盛り上がりを見せていた。大歓声の後押しを受け、メキシコはアメリカとの大一番に臨む。