【ブルワーズ5-1フィリーズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、9月24日(日本時間9月25日)
ブルワーズの今季最後の長い遠征は、先週ピッツバーグでナ・リーグ中地区優勝を決めた夜に始まった。続くボルティモアではスイープを飾り、球団のシーズン最多勝利記録を更新。そしてフィラデルフィアへ移動すると、第1ラウンド免除を確保。そして、この日の遠征最終戦に勝利し、球団にとって未知の領域へ到達した。
シーズン100勝だ。
MLBの最新ニュースを見逃さない!
- 【毎週日本時間金曜配信】日本語版ニュースレターに登録
- 【自分のスタイルでMLBを楽しむ】日本語公式アプリをダウンロード
- 【2026年より開設!】MLB Japan公式Youtubeチャンネル
大台に載せたブルワーズだが、まだやるべき仕事が残っている。まずは、翌25日(日本時間26日)から本拠地で行われるカージナルスとの3試合。アメリカンファミリーフィールドのファンは、この街のメジャーリーグ史上、最も多くの勝利を挙げたチームを迎える。
「自分たちの強さを証明したという側面は、間違いなくあると思う」とジェーク・バウアーズは話した。試合中、ビジター用の打撃ケージでひとしきり「模様替え」をして最近の不振を振り払い、この日は勝ち越し打を放った。
「昨年も近づいたし、多くの選手が100勝を目指していたが、届かなかった。達成できたのはうれしい。自分は100勝したチームにいたことがないし、経験した人はそう多くない」
この日の試合前まで、ブルワーズはブルージェイズ、マーリンズ、ナショナルズ、パドレス、レンジャーズ、ロッキーズとともに、シーズン100勝を達成したことのない7球団の一つだった。この日、その集団から抜け出すとともに、6連勝以上を一度も記録せずにシーズン100勝へ到達したMLB史上初のチームとなった。今季は5連勝を3度記録したが、いずれも6連勝には届かなかった。
シーズン100勝を達成したチームは、2023年のブレーブス、オリオールズ、ドジャース以来。ナ・リーグ中地区では、103勝58敗1分を記録し、その後ワールドシリーズを制した2016年のカブス以来となる。
ただし、その先の成功が保証されるわけではない。2020年代にこれまで100勝を挙げた10チームのうち、8チームはポストシーズンで最初のシリーズで敗退している。
2023年ブレーブス(104勝):ナ・リーグ地区シリーズ敗退
2023年オリオールズ(101勝):ア・リーグ地区シリーズ敗退
2023年ドジャース(100勝):ナ・リーグ地区シリーズ敗退
2022年アストロズ(106勝):ア・リーグ地区シリーズ、同優勝決定シリーズを突破し、ワールドシリーズ制覇
2022年ブレーブス(101勝):ナ・リーグ地区シリーズ敗退
2022年ドジャース(111勝):ナ・リーグ地区シリーズ敗退
2022年メッツ(101勝):ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ敗退
2021年ジャイアンツ(107勝):ナ・リーグ地区シリーズ敗退
2021年ドジャース(106勝):ナ・リーグ・ワイルドカードゲーム、地区シリーズを突破し、優勝決定シリーズ敗退
2021年レイズ(100勝):ア・リーグ地区シリーズ敗退
パット・マーフィー監督らは、その歴史に逆らおうとしている。レギュラーシーズン終了から10月3日のナ・リーグ地区シリーズ第1戦までの5日間を最大限に生かすため、すでに準備を綿密に進めている。ブルワーズは本塁打数ではナ・リーグ最下位ながら、コンタクト能力と走力を生かして得点数では2位。実戦感覚を維持することが特に重要だ。
その戦い方は、100勝目にも表れていた。七回を終えて1-1の同点。ブルワーズの勝ち越しにつながる攻撃は、ジャクソン・チョウリオの代打起用から始まった。代打出場はキャリアでまだ11度目。前の打席の内野ゴロで全力疾走を怠り、交代させられたDHウィリアム・コントレラスに代わっての起用だった。
これが奏功した。チョウリオは四球を選び、二盗を決め、バウアーズの安打で生還した。バウアーズはその打席に入るまで、このシリーズで11打数1安打、8三振と。後半戦は下半身の痛みや打撲に悩まされており、残りの試合で本来の打撃を取り戻すことが急務となっている。
