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パドレスとの試合直前、T-モバイルパークで行われた会見には、悔しさから前向きな気持ちまで、さまざまな感情が入り混じっていた。
「本当にきついよ。何とかプレーし続けようとした。残念なことに、自分とチームにとって最善だったのは、少し休んでしっかり治すことだった」とローリーは語った。
MRI検査の結果
マリナーズのGMジャスティン・ホランダーによれば、ローリーが受けた検査結果は、2週間前に症状が初めて出て3試合を欠場した際にとったMRIと比べ、「同程度か、やや改善している」状態だった。
「これは前向きな兆しだ。少なくとも悪化はしていないということだからね」とホランダーGMは付け加えた。
ローリーは12日(日本時間13日)のアストロズ戦の八回に患部を痛めた。その後も最後の打席に立つためプレー続行を望んだが交代となり、その時点で負傷者リスト入りは避けられない状況となった。
「腹斜筋は本当に厄介なんだ。まったく気にならない時もあるし、逆にかなり痛む時もある。違和感はあったけど、何とか乗り越えようとしていたし、気力でやろうとしていた」とローリーは語った。
ローリーは今後24時間以内に注射治療も受ける予定で、コルチゾン注射かPRP(多血小板血漿)療法のどちらかになる見込みだ。ただし、本人もホランダーGMも現時点ではどちらになるか確定していないという。
短期的なプラン
ローリーはまず1週間、野球関連の活動を完全に休止し、その後は週ごとに状態を確認しながら回復を進めていく予定だ。
「現時点では長期化するとは考えていない。ただ、次に試合へ出る時には、完全に痛みがなく、自信を持ってプレーできる状態にしたい」とホランダーGMは語った。
現時点では、アリゾナにある球団のスプリングトレーニング施設へ移動してリハビリを続ける案が有力だが、ローリー本人は「まだ流動的」と説明した。
チームに帯同する利点は、マリナーズの医師やトレーナー陣が常に近くにいること。一方で、誰よりも試合に出たがるローリーにとっては、プレーできない状態でチームの近くにいること自体が、むしろ精神的にきついかもしれない。本人も冗談交じりにそう語り、重くなっていた空気を和らげた。
「アリゾナへ行ってしっかり治して、こっちは彼らに任せるのが一番だと思う」とローリーは語った。ミッチ・ガーバーとジョニー・ペレダの控え捕手陣に触れつつ、「必要ならもちろんサポートするけど、キッチンに料理人が多すぎてもよくないからね」と例えを交えて笑った。
長期的なプラン
ローリーはいずれマイナーでリハビリ出場を行う必要があるが、ホランダーGMによれば5試合程度になる見込みだ。38打数連続無安打を経験したこともあり、球団としては完治した状態で復帰させることを最優先にしている。
ローリーは腹斜筋の負傷を経験したことがない。ただ、親友でもあるルーク・レイリーが昨年同様のケガで苦しみ、復帰後も大きな影響を受けていた姿を見てきた。腹斜筋の状態は人それぞれだが、マリナーズとしてはローリーの離脱が長引く事態は避けたい。
「本人は絶対言わないけど、去年の彼はまともにバットを振れなかった。それでも無理してやっていたんだ。あれを見るのは本当に辛かった」とローリーは語った。
ローリー本人もホランダーGMも、現時点で具体的な復帰時期は明言していない。ただ、その口ぶりや、すでに一度無理をしてプレーしていたことを考えると、最低10日間では済まず、数週間単位の離脱となる可能性が高そうだ。
振り返ってみれば
当然ながら、ローリーには「2週間前の時点で負傷者リスト入りしなかったことを後悔しているか」という質問も飛んだ。
「難しい質問だね」と、昨季ア・リーグMVP投票2位だったローリーは語った。今季は打率.161、OPS.560と苦しんでいる。その上で、正直な思いを語った。
「ロッカールームにいる全員が、何かしら抱えていると思う。みんな小さな負傷や痛みと戦っている。ただ、正直自分はプレーしたかった。どこまでやれるのか、どれだけ影響が出るのかも試したかった。トレーナーには、『もしチームの足を引っ張る状態になったり、もう無理だと思ったら伝える』と言っていた。そして、結局そこまで来てしまったんだ」
