先発右腕パダックがマーリンズと契約合意か 1年400万ドル(約6億円)

February 9th, 2026

9日(日本時間10日)、マーリンズとベテラン先発右腕クリス・パダックが1年契約に合意したとMLB.comが報じた。契約は正式発表されていないが、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によれば、年俸は400万ドル(約6億円)で、さらに50万ドル(約7800万円)の出来高が含まれるという。

マーリンズは投手層を厚くすべく、かつてドラフトで指名した選手と再タッグを組む。パダックは2015年ドラフトの8巡目でマーリンズに指名され、プロ入り。その1年後にはオールスター守護神フェルナンド・ロドニーとのトレードでパドレスに移籍し、パドレスで有望株として台頭した。2019年のルーキーイヤーには防御率3.33、153三振を記録する華々しいデビューを飾ったが、その後はケガもあってエース級の活躍はできていない。昨季はツインズとタイガースの2球団でキャリアハイの158回を投げ、防御率5.35、112三振の成績だった。

キャリアを通して、パダックは四球が少なく(通算四球率5.2%)、ボール球を多く振らせている(ボール球スイング率30.4%)。

しかし、その一方で奪三振率は低下。新人年には1打席あたり26.9%の割合で三振を奪っていたが、昨季はわずか16.7%にまで落ち込んだ。ただ、パダックは昨季まで三振率が20%を下回ったことはなく、三振率の回復はありえないことではない。

また、投球スタイルも年を追うにつれて変化している。若手時代はフォーシーム、チェンジアップ、カーブの3球種のみで勝負していたが、昨季はスライダー、カッター、シンカーを含む6球種を投げ分けた。

マーリンズは今オフ、エドワード・カブレラとライアン・ウェザーズをトレードで放出。2人の主線級の先発投手の抜けた穴をパダックとの契約で埋めるつもりだ。昨オフもベテラン右腕のカル・クオントリルと同様の契約を結び、層を厚くしている。マーリンズは昨季、15人の先発投手(4人はオープナー)を起用した。

今季のマーリンズの先発陣は、サンディ・アルカンタラ、エウリー・ペレス、マックス・マイヤー、ジャンソン・ジャンク、ブラッドリー・ブレイロック、ライアン・ガスト、アダム・メイザー、ブラクストン・ギャレット、ダックス・フルトンといった顔ぶれが揃う。

この内、アルカンタラとペレスは負傷がない限りローテ入りが確実。実績あるマイヤーとギャレットもリハビリを終え、スプリングトレーニングには完全体で参加できる。さらに、有望株のトーマス・ホワイト(MLBパイプラインの球界17位)とロビー・スネリング(同39位)も、ロースター外招待選手として参加する。

パダックは今オフ、マーリンズにとって3人目のフリーエージェント契約選手となる。また、マーリンズは守護神ピート・フェアバンクスと、ユーティリティのクリストファー・モレル(一塁に挑戦予定)を獲得している。マーリンズの40人枠には現状40人が登録されており、マーリンズはパダックの契約の正式発表に伴い、枠を空ける動きが必要になるだろう。