【ブレーブス5−2フィリーズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク 9月4日(日本時間5日)
ブレーブスのクリス・セールが、敵地で行われたフィリーズとの4連戦初戦で6回2失点、7奪三振と好投し、チームの勝利に導いた。ドジャース戦で完封した前回登板に続く快投で、サイ・ヤング賞争いでも存在感を示した。
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「大事なシリーズの初戦で、彼がマウンドにいる。それが理想だ。期待を裏切らない。ほぼ毎回、素晴らしい投球をしてくれる」とウォルト・ワイス監督も37歳左腕を絶賛した。
この勝利でブレーブスは84勝57敗。地区2位のフィリーズに5ゲーム差をつけ、ナ・リーグ東地区の首位争いで優位に立った。しかも今後9試合のうち6試合がフィリーズとの直接対決。地区優勝を左右する重要な時期に、セールがチームに大きな1勝をもたらした。
今季の防御率は2.10。ナ・リーグ2位につけており、1位のブルワーズ、ジェイコブ・ミジオロウスキーの1.97を追っている。残りの先発次第では、ここから防御率タイトルを逆転する可能性もある。
ただ、セールが見据えているのは個人タイトルだけではない。
「勝負どころだ。ここからは、とにかく勝たないといけない。どんなシリーズでも初戦を取ることは大きい。4連戦ならなおさらだ。自分の仕事をするだけだよ」
ブレーブスはナ・リーグの第2シード争いでもドジャースと競っている。現在はドジャースに0.5ゲーム差をつけて2位。今季の直接対決では6試合で5勝しており、タイブレークでも優位に立っている。上位2球団に与えられる第1ラウンド・バイを確保できれば、ワイルドカードシリーズを戦わずに済む。
セール自身も、ポストシーズンに向けて状態を上げている。直近3試合ではミジオロウスキー、山本由伸、クリストファー・サンチェスと対戦し、21イニングで自責点4。各球団のエース級を相手に、安定した投球を続けている。
セールから得点したのはアレック・ボームだけだった。二回にタイムリー二塁打、四回には2死からソロ本塁打。それでもセールは崩れず、五回2死二、三塁ではブライス・ハーパーをポップフライに打ち取り、六回も先頭のルイス・アラエスに二塁打を浴びながら、後続を連続三振に仕留めた。
「最高の状態だったとは言わない。でも、調子が良くない時でも、彼はやっぱり素晴らしい」
ワイス監督の言葉が、この日のセールをよく表している。
37歳以上の投手が、1920年以降のライブボール時代にシーズン最初の25先発で防御率2.10以下を記録したのは、セールが史上4人目。1946年のスポッド・チャンドラー、2005年のロジャー・クレメンス、2022年のジャスティン・バーランダーに続く快挙となった。
さらに、今季あと16奪三振で200奪三振に到達する。達成すれば、200奪三振以上を9シーズン記録した史上9人目の投手となる。
サイ・ヤング賞、地区優勝、そして歴史的な奪三振記録。シーズン終盤、ベテラン左腕の存在感がますます大きくなっている。
