カーショウ、18年目となる今季初登板へ

May 11th, 2025

左膝と左足親指の手術からの復帰を目指してリハビリ登板を重ねてきたクレイトン・カーショウが、いよいよメジャーのマウンドに戻ってくる見通しだ。

日曜日の午後、3Aのオクラホマシティで行われたリハビリ登板では、四回を投げて被安打2、与四球2、失点2、三振2という内容で、球数は57球(ストライク35球)であった。予定通り、前回登板よりもやや軽めの負荷での調整を行った。

カーショウは60日間の負傷者リストから来週末に復帰が可能となる見込み。チームのスケジュールを踏まえると、次の日曜日に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるエンゼルス戦で先発登板することが予想されている。

登板すれば、球団史上最多タイのメジャー18年目のシーズンを迎えることになる。これはザック・ウィートとビル・ラッセルに並ぶ記録だ。

近年では、カーショウのような現役の「フランチャイズアイコン」は珍しい。キャリアをドジャース一筋で終える意向を示している37歳の左腕は、これまでにサイ・ヤング賞を3度、MVPを1度受賞し、オールスターにも10回選出されている。

通算防御率は2.50で、ERA+(球場の有利不利や投打の傾向を加味した防御率の指標。平均を100とする)は通算2,000イニング以上を投げた投手の中でMLB歴代1位となる156を記録している。通算勝利数は212に達し、通算3,000奪三振まであと32。将来の殿堂入りはほぼ確実と見られている。

昨シーズンは左足親指の痛みにより、7試合の先発登板のみにとどまり、8月末をもってシーズンを終了。チームが球団史上8度目のワールドシリーズ制覇を果たす中、カーショウはベンチからその姿を見守ることとなった。この時の悔しさが、2025年の復帰を決意する大きな要因のひとつだ。

「これが最後のリハビリであることを願っている。正直、もううんざりだね」とカーショウは春季キャンプで語っていた。「でも、リハビリや怪我を理由に引退するようなことはしたくない。できれば『終わり』のタイミングは自分で決めたいし、それは少なくとも今ではないよ」

リハビリ期間中、カーショウは「肩の状態は良好だが、手術を受けた足の親指の回復がやや遅れている」と繰り返し述べていた。特に投球時の最後の踏み込みに影響が出ていたが、デーブ・ロバーツ監督によると、登板ごとに足の状態は改善しているという。

カーショウの復帰は、ローテーションの柱であるブレイク・スネルとタイラー・グラスノーが肩の炎症で15日間の故障者リストに入っている状況下で、大きな戦力補強となる。両投手の復帰にはまだ時間がかかると見られている。