【カンザスシティ】
4月8日ロイヤルズとツインズ戦でメジャーリーガー二人のもう一つの夢が叶った。
高校時代にはチームメイトとしてプレーし、州選手権で優勝した。
二人とも『メジャーリーガー』が夢だった。
十年の時を経て、二人は再び同じマウンドに立った。
二人のここまでの道のりはまったく異なる。
レイガンズは、高校卒業時の2016年にレンジャーズから全体30位でドラフトされ、レンジャーズのトッププロスペクトとして活躍した。しかし2018年と2019年に左肘のトミー・ジョン手術を2度受け、キャリアに暗雲が立ち込めた。
キャリアが転機を迎えたのは2023年シーズン途中だ。
ロイヤルズがアロルディス・チャップマンをレンジャーズにトレードし、レイガンズを獲得。それからわずか数ヵ月でレイガンズはロイヤルズの先発投手に生まれ変わり、今ではエースになった。
「もうちょっとプレーしたいと思っても、二度目のトミー・ジョン手術を受けるなら引退を選ぶ、という選手は少なくない。でも彼は懸命に努力して今の地位を築いた。すごいことだと思う。彼が手にした成功はすべて自らの力で勝ち取ったものだ」
サンズは友人をこう称える。
そのサンズは高校卒業後、フロリダ州立大学に進学し、2018年のドラフト5巡目でツインズに指名され、2022年にメジャーデビューした。ツインズでの先発は3試合に留まり、2023年からはリリーフ投手に転向している。
「彼(サンズ)は高校時代とまったく変わらない。高校卒業時から、別々の道を歩いてきたけれど、今も仲が良く、対戦できることに本当に感謝している」とレイガンズもグラウンドでの再会を喜ぶ。
二人は互いを地区のライバルとして意識しつつも、互いのチームを応援しあう。
でも対戦するときは別だ。
「もちろん対戦するときは勝ちたい。でも彼のプレーは見ていてワクワクするから、テレビで見かけたら応援したくなる。ここにたどり着くまでに本当に努力してきたからね」とサンズは話す。
二人は今もご近所同士に住み、家族ぐるみで仲がいい。
「僕らはもちろん、コールの兄で元メジャーリーガーのカーソン・サンズもお隣さんで、妻たちもとても仲が良いんだ。オフシーズンはほぼ毎日一緒に狩りやトレーニング、キャッチボールをしているよ」とレイガンズは話す。
2014年の州選手権の決勝戦では先発した高校1年のレイガンズが苦戦し、当時2年生だったサンズがリリーフ投手として登板し、チームを優勝に導いた。
シーズンオフは二人で思い出深い高校のグラウンドでキャッチボールをする。
二人とも今のキャリアがあるのは高校時代にお世話になったポージー監督のおかげと口を揃え、今でもポージー監督と連絡を取り合い、高校野球部にラプソードを寄贈するなど親交を持つ。
「二人は本当に練習熱心だった。本当に仲が良く、互いに刺激し合っていた。自分自身をよく理解していた子たちだった。彼らは私たちのチームの誇りであり、地元の誇りなんですよ」とポージー監督は愛弟子の活躍に相好を崩す。
幼い頃からの夢を達成した二人は、次の対戦を楽しみにしながらマウンドに上る。
この記事は、ロイヤルズの担当記者アン・ロジャースとツインズの担当記者マシュー・リーチが共同で書いたニュースレター記事からの抜粋です。

