シャンパンファイトはホテルのベッドで 新人プラット、 体調不良で地区優勝セレモニー欠席

September 17th, 2026

ブルワーズのルーキー遊撃手、クーパー・プラットにとって、15日(日本時間16日)にチームがナ・リーグ中地区優勝を決めた瞬間は、忘れられない出来事になった。

歓喜に沸くクラブハウス、ではなく、ホテルのベッドの上だったからだ。

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体調不良だったプラットは、スタジアム対岸のチームホテルで一日を過ごしていた。球団が感染の可能性を考慮し、ホテルで休養するよう指示していたためだ。

「もちろん、みんなのことを思えばうれしかったし、みんなが喜んでいる姿を見るのは最高だった。でも、ホテルで過ごした一日は本当につらかった」

そう振り返ったプラットは、翌16日のパイレーツ戦で先発に復帰。PNCパークで2安打1打点1得点を記録し、盗塁も決めた。チームも5―4で勝利を収めた。

異変を感じたのは、ピッツバーグへの移動を控えた15日のオフ日だった。インフルエンザのような症状が出始め、球団は他の選手への感染を警戒。翌16日はホテルにとどまって休むようプラットに伝えた。

本人も指示に従い、ベッドで一日を過ごした。

「前の晩はほとんど眠れなかった。一日中、本当にひどい状態だった。病気が原因で試合を欠場したのは、たぶん人生で初めてだと思う」

テレビでは試合を見つけられなかったため、プラットはブルワーズのラジオ中継を聴いた。

PNCパークからの実況を聞きながら、ブルワーズがパイレーツを5―1で下すのを見届けた。その後はブレーブス対カブス戦の終盤にチャンネルを切り替え、カブスの敗戦が決まった瞬間、ブルワーズの地区優勝が確定した。

チームが歓喜の輪を作る一方で、プラットはホテルに取り残された。

「電話で『シャンパンファイトに参加したい』と言ってきたけれど、われわれは『ダメだ』と言ったよ」と、パット・マーフィー監督は明かす。

二塁手のブライス・トゥラングも、プラットがその場にいなかったことを残念がりながら、チームにとって正しい判断だったと語った。

「キャリアで初めての地区優勝決定を逃してしまったのは残念だ。でも、ときには自分自身のため、そしてチームのために最善のことをしないといけない。みんな彼にいてほしかったし、いないことも話題になった。でも、体調がひどく悪くて、それをクラブハウスに持ち込みたくない気持ちも、みんな分かっている」

「長いシーズンの先では、彼の力が必要になる。もし一日離れて休むことが必要だったのなら、それでいい」

選手たちがセレブレーションで着ていた「Division Champs(地区優勝)」の記念Tシャツをプラットにも用意。さらに、アルコールを飲まないプラットのために、スパークリング・シードルも1本取り置いていた。

「この先のキャリアで、あと何本かスパークリング・シードルをもらえるといいな」とプラットは笑った。

歓喜の輪の中には入れなかった。それでも、ルーキーにとって初めての地区優勝は、チームメートの心遣いとともに、しっかりと記憶に刻まれることになりそうだ。