【11月11日】MLBトレード・FA情報:千賀に複数球団から関心

最新のFA・トレード情報

November 11th, 2025

MLB.comでは注目のFAやトレードの情報を随時更新している。今回は、11月11日(日本時間12日)のもの。

ビシェットに複数球団が関心 二塁・三塁起用を視野

2025年のワールドシリーズ前まで、ボー・ビシェットはメジャーで一度も遊撃手以外のポジションを守ったことがなかった。しかし、左膝の故障でプレーオフ初戦から2シリーズを欠場した影響で機動力が制限され、ワールドシリーズでは二塁を守ることになった。

この配置転換は、28歳でFAとなるビシェットの将来を示す「予兆」だったのだろうか。

MLBネットワークのインサイダー、ジョン・ポール・モロシ氏によると、すでに正遊撃手を擁する複数の球団が、ビシェットを二塁手または三塁手として獲得することに関心を示しているという。候補には、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、フランシスコ・リンドーア(メッツ)、トレイ・ターナー(フィリーズ)、ウィリー・アダメス(ジャイアンツ)といったスター遊撃手を抱えるチームが挙げられている。

守備位置の変更はビシェット本人にとってもプラスに働く可能性がある。打撃では高い評価を得る一方で、今季の「アウト・アブーブ・アベレージ(守備貢献指標)」はマイナス13と、全遊撃手の中でワーストタイの成績に終わっていた。

ロイヤルズ、外野手補強でトレード市場を調査中

ロイヤルズはレイズから27歳のキャメロン・ミスナーを獲得し外野の層を強化した。しかし、チームは打線の中軸を担える外野手を求めており、通算OPS.585のミスナーではその条件に合わないため、補強は続く見通しだ。

MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ氏によると、ロイヤルズは今週のGM会議期間中に外野手のトレード市場を精査しており、候補としてエンゼルスとレッドソックスが挙げられている。ロイヤルズ外野陣の今季成績は打率.225、出塁率.285、長打率.348と低調で、本塁打37本はメジャーで下から2番目、wRC+73は最下位だった。

ターゲットとしては、2025年に36本塁打を放ったエンゼルスのテイラー・ウォード(来季FA予定)と、2028年まで球団保有下にあるレッドソックスのジャレン・デュラン(過去2年連続70長打超)が有力視されている。

千賀滉大に複数球団から関心

『The Athletic』(有料・英語記事)によると、メッツの右腕、千賀滉大(32)が、トレード市場において安価で獲得可能な候補として複数の球団から関心を集めているという。

32歳の千賀にとって、2025年は好不調の激しい1年だった。シーズン序盤はエース級の投球で最初の13登板で防御率1.47を記録したものの、オールスター以降は8先発で防御率6.56と大きく崩れた。メッツがポストシーズン進出を争う中で先発ローテーションから外れ、最終的にはマイナーでシーズンを終えた。

同誌はまた、元オールスター選出投手である千賀をメッツがどの程度トレードに出す意向があるのかは明らかでないと伝えている。千賀は2022年12月にニューヨークと結んだ5年契約のもと、あと2年間は球団の管理下にある。

カイル・タッカーの移籍先候補は?

ラスベガスで10日からGMミーティングが始まり、今週はいよいよストーブリーグが本格的に熱を帯びそうだ。大型FA契約が次々と成立するわけではないにしても、今オフのトップ選手たちに関する噂や情報が数多く飛び交うことになるだろう。

その中心にいるのが、28歳の外野手カイル・タッカー。多くの球団が全力で獲得を狙っている。では、最有力候補はどのチームか?『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者によると、複数のGMが「ドジャース」「ブルージェイズ」「ヤンキース」の3球団を挙げたという。一方で、『The Athletic』(有料・英語記事)によれば、複数の球団幹部が「伏兵」としてオリオールズの名前を挙げている。

アストロズがディラン・シース獲得の本命か?

アストロズは今オフ、フランバー・バルデスという先発ローテーションの大きな穴を埋めなくてはならない。だが、2度のオールスターに選ばれたこの左腕と単純に再契約することで穴を埋める可能性は低く、むしろ2025年のトレード期限前にも獲得を目指していたと報じられる右腕ディラン・シースを、FA市場で狙う可能性が高まっている。

MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ氏は10日放送の番組『Hot Stove』で、「シースがアストロズに加入する可能性は、今オフのどんなFA予想とも同程度に現実的だ」と語った。

来月30歳を迎えるシースは今季防御率4.55だったが、2021年以降5年連続で32試合以上に先発し、毎年200奪三振以上を記録している。2025年は規定投球回に達した投手の中で、9イニングあたりの奪三振数(K/9)が11.5と全体トップだった。

シュワーバーの契約は早期に決まるか?

今オフのトップFA選手たちは、人生を左右する選択を急ぐことはないだろう。だが、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ氏によれば、”市場に出ている最強の長距離砲の1人”は意外と早く契約がまとまる可能性があるという。

モロシ氏は10日、「業界関係者と話した感触として、もし有力打者の中で早期契約に至る選手がいるとすれば、それはカイル・シュワーバーだと思う」と語った。

日本人右腕・今井達也がポスティングへ

埼玉西武ライオンズは、今井達也投手(27)が今オフにポスティングシステムを利用してメジャーリーグに挑戦することを発表した。

今井は、マーク・ファインサンド氏の「今オフFAランキング」(英語記事)で第11位に選ばれている。今季は163回2/3を投げ、防御率1.92、178奪三振、45四球、被本塁打6本という圧倒的な成績を残した。主なハイライトには、継投ノーヒッターの先発8回を無失点でつないだ試合や、2安打、17三振、無四球という圧巻の完封ピッチングなどがある。