【ホワイトソックス8-2パドレス】サンディエゴ/ぺトコパーク、5月1日(日本時間2日)
ホワイトソックスの村上宗隆(26)とコルソン・モンゴメリー(24)の物語は、この2026年シーズンの最初の32試合で語られ、再び語られ、そして当然のようにもう一度、語られた。
その物語は、パドレス戦(8―2で勝利)で新たな章を加えた。この2人は、パドレスの先発マルケスからそろって本塁打を放った。
15勝17敗とし、今季最高の4連勝の立役者は先発左腕、ノア・シュルツ(22)だ。
より具体的に言えば、ミゲル・アンドゥハー(31)が二塁手チェイス・マイドロス(24)のスムーズな処理による併殺打に倒れ、三回を終えてマウンドを降りるシュルツに注目してほしい。
シュルツはマウンドを降りる際、拳を握りしめて雄叫びを上げた。普段は控えめな身長6フィート10インチ(約208センチ)の左腕にしては、少し気合が入っていた。
直近13試合で9勝4敗のホワイトソックスにとって、全体的にワクワクする時期となっている。
「アドレナリンが出ている。自然と出た」とシュルツは自身の反応について笑顔で語った。「でも、野球をしていて今までで一番楽しい」と笑顔をみせた。
「これからもそう言い続けられるといい。どんどん良くなっている。勝つことも含めて、今は素晴らしい時間を過ごしている」
1日(同2日)の登板は、シュルツにとってメジャー4度目のマウンドだったが、一回2死から四球で満塁とした時は、短いイニングで終わるかと思われた。ザック・ボーブ投手コーチがマウンドへ急ぎ、シュルツと言葉を交わすと、タイ・フランス(31)を二ゴロに打ち取った。
シュルツはその1イニングで28球を投げた。続く3イニング合計で、28球を投げた。試合を通じて、シュルツは一回の3四球と2安打を許したものの、2三振で6回無失点に抑えた。
シュルツは「荒れたイニングが何度かあった」と語った。「そこを修正すれば、七回以降も任されるようになるかもしれない。チームは勝っているし、最高だ。それが重要だ」と課題を理解している。
ホワイトソックスのベナブル監督は、シュルツについて「ベストな投球ではないと感じても、相手にとって対処するのが非常に困難だ」と語った。「ノア(・シュルツ)はそれほど優れている。まだ手探り状態だが、最高の制球力がなくても効果的な投球ができる」と評価している。
この立ち上がりのピンチ脱出は、ホワイトソックスの二回の6得点につながった。ベニンテンディの犠飛と3四球、そして2安打のみだったが、その後、村上が飛距離413フィート(約125.9メートル)、打球速度111.1マイル(約178.8キロ)で右中間へ運んだ。
村上の3ランは、並んでいたヤンキースのジャッジとアストロズのアルバレスを抜き、メジャー単独トップに立った。デビューから最初の32試合での13本塁打は、2017年のホスキンスの16本、2018年から19年にかけてのアキーノの14本に次いで3番目に多い。
五回のモンゴメリーの本塁打により、今季9本目、通算30本目となった。103試合出場時点での球団最多本塁打数としては、2014年のアブレイユの31本に次いで2番目に多い。モンゴメリーの次は2019年のヒメネスの24本で2006年から07年にかけてのフィールズと1934年のボヌラの23本が続く。
村上とモンゴメリーがそろって本塁打を放ったのは、今季すでに7試合目だ。記録会社エライアス・スポーツ・ビューローによると、これはメジャーリーグ史上、開幕から35試合におけるチームメイトのコンビとしては最多であり、まだ32試合目にすぎない。
打席での勝利のコンビネーションは、村上とモンゴメリーによるダグアウトでの興味深い祝福につながった。これは、30日(同5月1日)の休日にサンディエゴで村上が主催した寿司ディナーから生まれたものだ。
モンゴメリーは祝福について笑顔で「村上が近づいてきて、『これをやるぞ』と言ったんだ。僕は『わかった』と答えた」と語った。「左打席からボールをスタンドに運び、バットの一振りで試合を変えることができる打者がいることは大きい。2人ともプロセスを重視しており、打席で無理なことをしようとはしていない」とコンビ弾について振り返った。
村上は「まだまだ課題もたくさんありますし、もっともっとこう自分自身成長しなきゃいけない部分もたくさんあるので、本当に毎日いい刺激でプレーできてるのはすごく僕にとってうれしいです」と語った。
マイドロス、シュルツ、サム・アントナッチ、八木通訳、マイク・バシル、ショーン・バークらは、村上とモンゴメリーとともに本格的な寿司ディナーに参加した。このチームは一緒に勝利するだけでなく、互いに一緒に過ごす時間を心から楽しんでいるようだ。
村上、モンゴメリー、シュルツらの選手が先頭に立っていることは、間違いなくチームにとってプラスに働いている。
「チームの中心として(ともに)打線を引っ張っていけたらなと思ってますし、本当に素晴らしい打者だなというふうに思ってます」と村上はモンゴメリーについて語った。
「獲得できてうれしい」とモンゴメリーは村上について語った。
ベナブル監督は「打線の中軸にバットのひと振りでスコアを変えられる打者がいれば、当然ながら大きな違いが生まれる」と2人のスラッガーを語る。「その周りの選手たちのことも本当に誇りに思う。打線全体で質の高い打席を送っている」と攻撃陣の相乗効果に手応えを感じている。
