今春のロッキーズは、新しいフロントオフィスと、ウォーレン・シェーファー新監督の下で、ロスター構成、春季キャンプでの準備、試合中の戦略などに新しいアイデアを持ち込んだ。
これらの熱意が、レギュラーシーズンが始まったときにどのように結果につながるのかが注目される。
昨季43勝119敗という惨敗を経て、チーム史上最長となる7年連続の負け越し(うち3シーズンは100敗以上)という状況を立て直すには、明確な目標設定と忍耐、そして着実な実行が求められる。
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ロッキーズ躍進の条件
昨季、チーム事情を考えればまずまずの成績を残した左腕ベテランのカイル・フリールランド、ケガから復帰したライアン・フェルトナー、そして経験豊富な先発陣として加わったマイケル・ロレンゼン、ホセ・キンタナ、菅野智之が加入し、ロッキーズの先発陣を確実に改善するはずだ。
多くのベテラン投手は、高地のクアーズ・フィールドでの投球に苦戦してきたため、新加入選手の活躍は必ずしも保証されていない。
打線では、遊撃手のエゼキエル・トーバーと中堅手のブレントン・ドイルが、昨季のケガや不調から立ち直ることが必要だ。オールスター捕手ハンター・グッドマンと外野手兼指名打者のミッキー・モニアックが好調を維持すること、昨季ダイヤモンドバックスで苦戦したジェイク・マッカーシーの復調、そして外野手ジョーダン・ベックの成長がそろえば、打線が再びクアーズ・フィールドを味方につけるきっかけとなるかもしれない。
ブルペンには有望な投手が揃った。指揮官は従来のセットアップ-クローザー型ではなく、相手打者に応じた起用法を検討している。
しかし、ロッキーズのシーズン成功の評価基準は、どれだけ多くの若手選手がチームの主力となり、場合によってはリーダーとして成長するかにかかっている。外野手ジョーダン・ベックはすでに1シーズンを経験しており、三塁手カイル・キャロスと一塁手TJ・ラムフィールドは初のフルシーズンを迎える。成長過程での痛みもあるだろうが、シーズン終了時に安定した成績を残せれば、チームは確実にレベルアップしているはずだ。
また、有望株として、一塁手チャーリー・コンドン(No.2)、中堅手兼遊撃手コール・キャリッグ(No.6)、投手ショーン・サリバン(No.11)、ガブリエル・ヒューズ(No.16)らがシーズン後半にはメジャー初登板を果たす可能性もある。
注目の新人:右腕チェイス・ドーランダー
シェーファー監督はドーランダーをブルペンで開幕ロースター入りさせると発表。最終目標は先発ローテーションの中心での活躍だ。
2023年ドラフト全体9位指名の実力者で、特に速球が圧倒的。今後はツーストライクから打者を追い込む力、三振だけでなくゴロで打者を仕留める力も求められる。シーズン序盤は長いイニングや有利な対戦でのブルペン起用が予定されている。
チームMVP予想:遊撃手エゼキエル・トーバー
ワールドベースボールクラシックの活躍から、トバーが2024年のような高い打撃成績とゴールドグラブ級の守備を取り戻す可能性が出てきた。
春季キャンプとWBCで結果を見ると、低めで外角の打てる球と、ボールで手を出すべきでない球を見分ける力がついてきていることがうかがえ、シーズンでの活躍に大いに期待できる。
チーム・サイ・ヤング賞予想:左腕カイル・フリーランド
ロッキーズで10年目を迎えるフリラーンドは、さらなる成長の兆しを見せる。昨季後半は安定した投球で、シーズン終盤には奪三振も増加。意欲的なフリラーンドは球種も増やしており、さらにモチベーションも高い。現在の5年契約6,450万ドル(約10億1,910万円)の最終年だが、170イニング投球を達成すれば翌年1,700万ドル(約2億6,860万円)のプレイヤーオプションが行使可能となる。
大胆予想:二塁手ウィリ・カストロには、2024年のオールスター級の活躍に期待
カストロは、複数ポジションで先発できる能力とスイッチヒッターとしての安定した打撃、そして走塁での強さを示し、ツインズのレギュラーとなった。カブスではわずか34試合しか起用されず、打率.170と低迷し、FA時には過小評価された。ロッキーズでレギュラーとして復帰し、試合数が増えれば活躍も期待できる。
