2試合連続で六回に大爆発を見せたカブスは、この日は試合の流れを完全に引き寄せ大勝。前日のサヨナラ負けの雪辱を果たした。
その六回の攻撃では、前日(4得点)の倍となる今季1イニング最多の8得点をマーク。先制点は初回のカイル・タッカーのソロ本塁打だったが、試合を決定づけたのはこのビッグイニングだった。
大量得点の幕を開けたのは、ダンズビー・スワンソンとピート・クロウ=アームストロング。それぞれが満塁からシングルヒットを放ち2点を追加し、まずは3-1と勝ち越しに成功する。
続く、ニコ・ホーナーが2点タイムリーを放ち、さらにジャスティン・ターナーの犠牲フライで5点差に拡大。最後は鈴木誠也が中堅に今季第12号(推定飛距離123メートル)を放ち、攻撃を締めくくった。
「いい流れが来ていたので、それをつなぎたかった」と鈴木はこの回を振り返る。「チームが良い雰囲気を作っていたので、その空気をつなげたかった」と繰り返した。
「イニングの先頭で誠也が見せた打席は素晴らしかった」とクレイグ・カウンセル監督も称賛。
「ツーストライクまで追い込まれてから粘り、ボールを見極めて四球を選んだ。そこから打線がつながったし、あれは大きな場面だった。特別な一打があったわけではなく、打線がしっかりとつながった結果だ。選手たちを称えたい」と続けた。
先発のジェイムソン・タイヨンは七回1失点の好投で今季3勝目。4安打3四球2三振と粘りのピッチングでマーリンズ打線を封じ込めた。
この勝利により、カブス(29勝20敗)はカージナルス(27勝22敗)に2ゲーム差をつけ、ナ・リーグ中地区首位の座をキープしている。(カージナルスはタイガースに4-5で敗戦)
チーム全体の投手成績は平均的であるものの、打線の爆発力は群を抜いている。
この日、チーム21安打は今季最多タイで、これで早くも今季3度目。打撃面では、チームは得点数(291)でリーグ1位、盗塁(61)で3位、OPS(.784)と長打率(.448)でともに3位につけている。
打線の勢いは止まらず、マーリンズは九回に内野手のハビアー・サノハをマウンドに送ることに。しかし、この「継投」にもカブス打線は動じず、九回には9人が打席に立ち、6安打で5点を追加する猛攻を見せた。
カブスが1イニングで3得点以上を挙げたのは今季これが42度目。直近4試合だけでも5度達成しており、49試合時点での達成回数としては1903年以来最多である。また、1イニング4得点以上はこれが24度目で、これは1887年以来の最多記録となっている。
第2打席で5試合ぶりとなる2ランを放った鈴木誠也は「2番・右翼」で先発出場。さらに九回にはレフトへの2点二塁打を放ち、5打数3安打4打点1四球の大活躍を見せた。1試合3安打は今季4度目、さらに43打点4でリーグ単独トップとなっている。
<鈴木誠也 打撃成績>
第1打席:ピッチャーゴロ 第2打席:内野安打 第3打席:四球 第4打席:2点本塁打 第5打席:センターフライ 第6打席:2点二塁打
打率 .253 OPS .843