【カブス10-5メッツ】ニューヨーク/シティフィールド 6月24日(日本時間25日)
今永昇太が敵地でメッツとのダブルヘッダーの第2試合で先発し、5回1/3で69球を投げ、4安打4失点、1四球、4三振で5勝目を挙げた。雨で2度登板が流れ、中8日での先発登板となる難しいマウンドだった。
決して満足できるものではなかった。許した4安打のうち3本が本塁打で、「もっと良いコースに投げるスペースがあったと思うし、投げミスをしっかりとホームランにされている。まだまだ自分のやるべきことがたくさんある」と反省が口とをついた。
被弾の要因について問われると、「ボールにも原因があるし、ロケーションにも原因がある。両方に原因はあると思う」と、自身の投球内容を冷静に分析した。
初回はわずか7球で三者凡退。持ち味の制球力が冴え、理想的な立ち上がりを見せた。
しかし二回、2死からフランシスコ・アルバレスに高めの92.5マイル(約149キロ)を左翼席へ運ばれ先制ソロを被弾。打球が上がった瞬間、今永はマウンド上で振り返り、「しまった」と言わんばかりの表情を浮かべた。
「アルバレス選手には2年前にもリグレーで似たようなホームランを打たれている。狙ってくるだろうとは思っていた。ただ、見逃してボール先行になるかなという感覚もあった。『絶対に振ってくる』と思って投げていれば、違うボールになっていたと思う」と反省が口をついた。
続くエリック・ワガマンに内野安打を許すと、A.J.ユーイングには内角寄りの速球を右翼席へ運ばれ2ラン。さらに四回にはマーク・ビエントスに高めの速球を左翼席へ運ばれ、この日3本目の被弾を喫した。
「アルバレスもそうだし、ビエントスに対しても、打者が95%くらい真っすぐを頭に置いている状況で、そこに投げてしまった。どちらが来るか分からないという状況をつくらないといけない」
球威で押し切るタイプではないからこそ、打者との駆け引きや精度が重要になる。今永自身も「待っていない球種、待っていない場所へ投げることが大事」と繰り返した。
それでもカウンセル監督は左腕の投球を一定程度評価した。
「全体的には良かったと思う。ただ、打たれたヒットがホームランで、それが失点につながってしまった。多くのヒットを許したわけではないし、走者もそれほど出していない。良い部分はたくさんあった」
一方で、「打線が2巡目に入ったあたりから少し難しくなった印象はあった」とも語り、同じ打者と複数回対戦した際の課題についても指摘した。
今永はメジャー1年目の2024年に27本、2025年に31本の本塁打を許している。そして今季もここまで92イニングで20被弾。被打率は.216、WHIPも1.05と大きく崩れてはいないが、長打による失点が防御率4.40につながっている。
チームは投手陣のケガが相次ぎ、先発ローテーションを守っている今永の存在は大きい。
「僕ができることは、監督が頭を悩ませずに当たり前に僕の登板が決まっているということ。監督を悩ませない選手でありたい」
左腕はローテーションの柱として、苦しいチームを支え続ける。