2026オールスターのメンバー発表、大谷と山本が選出

2:37 AM UTC

2026年のミッドサマー・クラシックのメンバーが発表された。第96回MLBオールスターゲームは、7月14日(日本時間15日)にフィラデルフィアのシチズンズバンクパークで開催され、米東部時間午後8時からFOXで放送される。

ブレーブス、ドジャース、フィリーズはそれぞれ最多タイとなる5選手を送り出し、球団別ではた。ドジャースのフレディ・フリーマンは10度目、最多得票者となった大谷翔平は6度目の選出で、ブレーブスのエース、クリス・セールも10度目のオールスター出場を果たす。

ロブ・マンフレッド・コミッショナーにより「レジェンド・ピック」として選出されたフィリーズのスター、ブライス・ハーパーは、これで9度目のオールスター選出となった。また、ア・リーグの先発としてファン投票で選ばれたエンゼルスの外野手マイク・トラウトは、全選手最多となる12度目の選出だ。

今年は初選出の選手が26人。その中には4人のルーキー(タイガースのケビン・マクゴニグル、レッズのサル・スチュワート、ガーディアンズのパーカー・メシックとトラビス・バザーナ)が含まれる。

メンバーは、今後オールスターゲームまでの間に、負傷などの理由で出場を辞退する選手が出た場合、別の選手が代替選出され変更となる可能性がある。

ここでは、2026年オールスターのロースターを、各リーグの先発メンバー、投手陣、控え選手に分けて見ていく。

%(MLBによる選出)
^(選手間投票による選出)#(オールスターに選出されたが出場しない選手)
+(代替選出)

特記がない限り、成績は3日(日本時間4日)終了時点のもの。

ファン投票選出の先発メンバー

ア・リーグ

捕手:シェイ・ランゲリアーズ、アスレチックス(初選出)
一塁手:ブラディミール・ゲレーロJr. #、ブルージェイズ(6度目)
二塁手:アーニー・クレメント、ブルージェイズ(初選出)
三塁手:ジュニオール・カミネロ、レイズ(2度目)
遊撃手:ボビー・ウィットJr.、ロイヤルズ(3度目)
外野手:マイク・トラウト、エンゼルス(12度目)
外野手:バイロン・バクストン、ツインズ(3度目)
外野手:アーロン・ジャッジ、ヤンキース(8度目)
DH:ヨルダン・アルバレス、アストロズ(4度目)

初のオールスター選出となるランゲリアーズは20本塁打を記録しており、アスレチックスの捕手として1988年のテリー・スタインバック以来のミッドサマー・クラシック先発を果たす。

先発メンバーの中でもう一人の初選出がクレメントで、昨季のブレイクが偶然ではなかったことを示している。今年のワールド・ベースボール・クラシックで米国代表としてプレーした二塁手は、FanGraphs(ファングラフス)によるとOPS.753、WAR1.1の成績を残している。

ウィットとカミネロは、今後何年にもわたってオールスターの常連になるであろう完全なスーパースターだ。ウィットは野手の中で2位となるfWAR4.6を記録しており、まさに隙がない。一方のカミネロは、2025年以降メジャー3位タイとなる70本塁打を放っており、2年連続でホームランダービーにも出場する。

近年は下降傾向にあり、多くの負傷にも苦しんできたトラウトだが、今季は74試合でOPS.866、17本塁打を記録。6月18日から右ハムストリングの張りで離脱しているが、球宴には間に合う見込みだ。

ゲレーロが腰を痛めているために辞退すると発表したことで、選手間投票で最多得票を得ていたアスレチックスのニック・カーツが、ア・リーグの先発一塁手となる。2025年に36本塁打、OPS1.002という歴史的なルーキーシーズンを送り、球界屈指の打者として地位を確立した。今季も20本塁打に加え、MLB最多の76四球を選んでおり、OPS.949は規定到達打者の中で3位に入っている。

ナ・リーグ

捕手:ドレイク・ボールドウィン、ブレーブス(初選出)
一塁手:フレディ・フリーマン、ドジャース(10度目)
二塁手:オジー・アルビーズ、ブレーブス(4度目)
三塁手:マックス・マンシー、ドジャース(3度目)
遊撃手:CJ・エイブラムス、ナショナルズ(2度目)
外野手:ブランドン・マーシュ、フィリーズ(初選出)
外野手:フアン・ソト、メッツ(5度目)
外野手:アンディ・パヘス、ドジャース(初選出)
DH:大谷翔平、ドジャース(6度目)

右腹斜筋の張りにより5月中旬から6月中旬まで約1カ月離脱したにもかかわらず、ナ・リーグ新人王のボールドウィンは、メジャー2年目の前半戦で文字通りオールスター級の数字を残した。25歳の捕手は14本塁打、OPS.778を記録し、初のオールスター選出を果たした。

ナ・リーグの先発メンバーで、他に初選出となった2人はいずれも外野手、マーシュとパヘスだ。マーシュはフィリーズでキャリア最高のシーズンを送っている。キャリアを通じてBABIP(インプレー打率:本塁打を除くグラウンド内に飛んだ打球が安打になった割合)の名手である28歳は、打率.315、OPS.871、15本塁打を記録している。

一方のパヘスは、開幕から最高のスタートを切った。その後は打席でやや落ち着いたものの、16本塁打、OPS.808を記録しており、中堅での優れた守備も光る。

この顔ぶれの中でベテランとなる36歳のフリーマンは、今季もまた素晴らしいシーズンを送っており、86試合でOPS.880、14本塁打を記録している。

大谷は今季、打席でもマウンドでも素晴らしい働きを見せているが、ミッドサマー・クラシックには打者としてのみファン投票で選ばれ、投手としては選出されなかった。今季はOPS.927、18本塁打を記録している。

投手

ア・リーグ

ブライアン・ベイカー %、レイズ(初選出)
ディラン・シース ^、ブルージェイズ(初選出)
アロルディス・チャップマン ^、レッドソックス(9度目)
ジェイコブ・ラッツ %、レンジャーズ(初選出)
パーカー・メシック ^、ガーディアンズ(初選出)
ドリュー・ラスムッセン、レイズ(2度目)
ジョー・ライアン ^、ツインズ(2度目)
キャム・シュリットラー ^、ヤンキース(初選出)
ケイド・スミス ^、ガーディアンズ(初選出)
レンジャー・スアレス %、レッドソックス(2度目)
ルイス・バーランド ^、ブルージェイズ(初選出)
マイケル・ワカ %、ロイヤルズ(2度目)

多くの初選出メンバーの中で、誰よりも急速に台頭したのがシュリットラーだ。ヤンキースの新たなエースは、昨季ルーキーとしてレギュラーシーズンとポストシーズンで好投し、今季はさらに一段階上のレベルへ進化した。25歳の右腕は、規定投球回到達投手の中で3位となる防御率2.08、4位のWAR3.2を記録している。

チャップマンのオールスター選出9度は、リリーフ投手としてはクレイグ・キンブレルと並んで歴代2位で、マリアノ・リベラの13度に次ぐ数字だ。3日(日本時間4日)にリリーフ投手としての通算奪三振記録を樹立したキューバ出身の左腕は、レッドソックスで17セーブ、防御率2.10を記録している。

ナ・リーグ

チェイス・バーンズ ^、レッズ(初選出)
ヨアン・デュラン ^、フィリーズ(初選出)
ライセル・イグレシアス ^、ブレーブス(初選出)
マックス・マイヤー %、マーリンズ(初選出)
メイソン・ミラー ^、パドレス(2度目)
ジェイコブ・ミジオロウスキー ^、ブルワーズ(2度目)
エドゥアルド・ロドリゲス %、ダイヤモンドバックス(初選出)
クリス・セール ^、ブレーブス(10度目)
クリストファー・サンチェス ^、フィリーズ(2度目)
ポール・スキーンズ ^、パイレーツ(3度目)
ローガン・ウェブ %、ジャイアンツ(3度目)
山本由伸 %、ドジャース(2度目)

2026年のナ・リーグのサイ・ヤング賞争いは、MLB史上屈指の魅力的なレースになる可能性がある。ミジオロウスキーは防御率1.47と156奪三振で全投手トップに立ち、球速に関するさまざまな記録を塗り替えている。サンチェスはMLB最多の117イニングを投げ、防御率2.00で2位につけている。セール(防御率2.10、109奪三振)と、バーンズ(防御率2.40、116奪三振)も争いに絡んでくるはずだ。

控え選手

捕手

ア・リーグ

ディロン・ディングラー ^、タイガース(初選出)
アドリー・ラッチマン %、オリオールズ(3度目)

昨季がディングラーにとってブレイクの年だったなら、今季はスターへと上り詰めるシーズンだ。ここまでOPS.860、19本塁打を記録しており、WAR4.0は野手の中で3位タイ。ラッチマンはOPS+116を記録しており、このままなら2023年以来最高の数字となる。

ナ・リーグ

ウィリアム・コントレラス ^、ブルワーズ(3度目)
ハンター・グッドマン %、ロッキーズ(2度目)

グッドマンは堅実だった2025年シーズンから飛躍をとげ、2026年はここまで27本塁打と爆発。ナ・リーグでは、カイル・シュワーバーの30本に次ぐ2位となっている。コントレラスは9本塁打、51打点を記録し、WAR1.9はナ・リーグの捕手の中でトップだ。

内野手

ア・リーグ

トラビス・バザーナ ^、ガーディアンズ(初選出)
ニック・カーツ ^、アスレチックス(初選出)
ケビン・マクゴニグル ^、タイガース(初選出)
ベン・ライス %、ヤンキース(初選出)
ミゲル・バルガス ^、ホワイトソックス(初選出)

スターとして台頭したタイガースの野手は、ディングラーだけではない。シーズン開幕時にMLBパイプラインの全体2位プロスペクトだったマクゴニグルは、打率.284、出塁率.394、長打率.425、野手6位のWAR3.6を記録し、その期待に十分すぎるほど応えている。

ナ・リーグ

ルイス・アラエス ^、ジャイアンツ(4度目)
ブライス・ハーパー、フィリーズ(9度目)――「レジェンド」ピック
オット・ロペス ^、マーリンズ(初選出)
マット・オルソン ^、ブレーブス(4度目)
サル・スチュワート ^、レッズ(初選出)

勢いに乗るマーリンズにおいて、ロペスは中心選手となっている。27歳のロペスは打率.337と117安打でメジャートップに立ち、WAR3.8でも5位に入っている。一方、3度の首位打者に輝いたアラエスは、打率.326で2位につけている。

今季33歳となるハーパーは、打席で再びエリート級の成績を残している。20本塁打を放ち、OPS.906は規定到達打者の中で10位だ。ハーパーはオルソンに2本差まで迫っており、そのオルソンは自身5度目の30本塁打シーズンへ順調に向かっている。

外野手

ア・リーグ

ランディ・アロサレーナ ^、マリナーズ(3度目)
コディ・ベリンジャー ^、ヤンキース(3度目)
ライリー・グリーン ^、タイガース(3度目)

アロサレーナは打率.280、OPS.806を記録しており、いずれも2021年以来最高の数字となる。ベリンジャーは2019年以来初のオールスター選出で、2年連続20本塁打以上のペースとなっている。一方、グリーンのOPS.818は、ア・リーグ外野手の中で3位だった。

ナ・リーグ

コービン・キャロル ^、ダイヤモンドバックス(3度目)
ピート・クロウ=アームストロング ^、カブス(2度目)
ジョーダン・ウォーカー %、カージナルス(初選出)
ジェームズ・ウッド ^、ナショナルズ(2度目)

クロウ=アームストロング、キャロル、ウッドはいずれも、ナ・リーグの先発に選ばれてもおかしくないほどの成績を残している。PCAは19本塁打、21盗塁、OPS.900を記録し、中堅でエリート級の守備を見せ、WAR5.2でメジャートップに立っている。キャロルはOPS.868、13本塁打を背景に、全外野手の中でWAR3.4の2位。メジャー2年目のフルシーズンとなるウッドは23本塁打を放っており、その中にはMLB最多の先頭打者本塁打7本が含まれる。また、68四球でナ・リーグトップにも立っている。

DH

ア・リーグ

ヤンディ・ディアス ^、レイズ(2度目)

ディアスは常にスーパースター級の注目を浴びるわけではないが、その安定した打撃は、シーズンの折り返し地点を過ぎてもレイズがア・リーグ東地区をリードしている大きな要因となっている。ディアスの打率.325はMLB全体3位、OPS.904はア・リーグのDHの中で、オールスター先発のヨルダン・アルバレスに次ぐ2位だった。

ナ・リーグ

カイル・シュワーバー ^、フィリーズ(4度目)

シュワーバーは今季MLBで最初に30本塁打に到達し、シーズン終了までに60本塁打の大台に乗せる可能性もある。OPS.935はナ・リーグ2位で、今もエリート級のバットスピードを維持しており、それが多くの打者にはまねできない割合でのハードコンタクトにつながっている。