ポストシーズンへ運命の選択:佐々木朗希&控え捕手の起用方針は

September 12th, 2025

ドジャースのフロントは、うれしい悲鳴を挙げているかもしれない。

健康な戦力が揃い、チームにとって喜ばしい半面、采配の難しさも増している。ナ・リーグ西地区優勝を目指すドジャースが、レギュラーシーズンの残り試合を盤石の態勢で乗り切るためには、最適な人選が欠かせない。

ロースターには、ポストシーズンに向けてコンディションを整えるべき選手がいる一方、毎試合で勝つための最適な布陣も重要だ。前者と後者は矛盾しないが、接戦の多い今季の西地区争いでは後者の方が優先度が高い。

チームは右腕中継ぎ投手のベン・カスパリアスをオプション降格させ、左腕アレックス・べシアを負傷者リスト(IL)から復帰させる決断を下した。今後もこうした判断は続くだろう。

佐々木朗希の復帰プランは

少し前まで、佐々木朗希の今季メジャー復帰は現実的ではないと思われていた。しかし、9月9日のトリプルAオクラホマシティでのリハビリ登板で圧巻の投球を披露し、可能性は開かれた。現状の先発ローテーションに空きはなく、復帰のためにはブルペン転向が現実的だ。

課題は、トリプルAで規則的に先発を続ける方が成長につながるか、あるいはメジャーで投げて経験を積み、ポストシーズンに備える方が得策か。メジャーでの新しい役割で結果を示すことが必要だ。

ロバーツ監督は「佐々木と本音で話し、彼にとって何がベストか、チームにとって何がベストかを考える。先発として準備するのか、役割を変えるのか、どちらの選択肢も議論に上げる」と語る。

※12日の試合前に佐々木がふくらはぎに違和感があることが明かされ、トリプルAで再度、登板するとロバーツ監督が話している。

熾烈な控え捕手争い:ラッシングかロートベットか

右すねの骨挫傷でIL入りしていた新人捕手のドルトン・ラッシングは、トリプルAでリハビリを開始。復帰の目途が立った。一方、トレードで獲得したベン・ロートベットも注目だ。ラッシングがIL入りする間、マスクを被り、投手陣を支えている。

ロートベットが捕手を務めた直近の4先発で合計1.18の防御率をマーク。マイナー契約のオプションがないため、アクティブロースターに残す理由もある。ラッシングは打撃面での成長が期待されるが、安定感はロートベットが上回る。どちらを優先するかが焦点だ。

信頼できる中継ぎ投手は誰か

多数の中継ぎ投手のなかで、本当に信頼できるのは誰か?

残り数週間で最終判断が迫られる。カスパリアスや佐々木も候補に入る。ブロック・スチュワートは来週にもILから復帰可能、トミー・ジョン手術後のカイル・ハートも後半戦に貢献できるかもしれない。

ブルペンは個々の状態と即戦力のバランスを見極めるのが難しいポジション。残り試合はチーム全体の勝敗だけでなく、個々の役割決定にも大きく影響する。