ラスト1カ月、連覇に向けた注目ポイント4選

August 31st, 2026

この記事は、ソニャ・チェン記者のメールマガジン「Dodgers Beat」から一部を抜粋したものだ。英語の全文記事はこちらから。定期購読はこちら

シーズンがいよいよ最終局面を迎える中で、ドジャースには取り組むべき課題がまだ残されている。それはポストシーズンに進出できるかどうか、という話ではない。

MLBの最新ニュースを見逃さない!

しかし、10月を再び勝ち進むためには、改善する必要があると分かっている。最も、レギュラーシーズンの終盤に入ったという事実が、選手たちの集中力を高める可能性もあるが。

実際、「9月に入れば、選手たちは自然とゴールをより強く意識するようになると思う」とデーブ・ロバーツ監督は語っている。

レギュラーシーズン最後の1カ月に向けた、ドジャースの4つの重要なポイントを挙げる。

打線は調子を取り戻せるか?

シーズン終盤を前にチーム最大の弱点となっているドジャース打線には、既視感がある。昨季も同じような状況に陥ったが、9月中旬に調子を上げ、最終的にワールドシリーズ連覇を果たした。連覇中の王者は、今回も不振から抜け出す方法を見つけなければならない。

当面、ロバーツ監督はレギュラー陣に調子を取り戻すための時間を与える方針だ。ドジャースがポストシーズンで勝つには主力選手の活躍が不可欠で、状態を整える時間はまだ1カ月残されている。ただし、近いうちに結果が上向かなければ、打線を活性化するための選手起用変更に踏み切らざるを得なくなる可能性がある。

戦力として加わる選手は?

アクティブロースターは9月1日(日本時間2日)から28人へ拡大される。ドジャースでは、首の椎間板の炎症により約3カ月離脱していた正捕手ウィル・スミスの復帰がすでに決まっている。捕手を3人登録しておく必要はないため、野手についてはさらに入れ替えが行われる可能性が高い。現時点では先発メンバーを大きく変更するのではなく、ベンチを補強する左打者の追加を検討している。

投手も1人追加できる。左前腕の炎症で負傷者リスト入りしているジャスティン・ロブレスキーは、5日(同6日)に3Aでリハビリ登板を行い、復帰可能となれば救援陣に加わる候補になる。本拠地での9連戦を迎える中で、エメット・シーハンがスポットで先発する可能性もある。また、シーズン終盤に向け、救援で試されることも考えられる。

大谷は投手として復帰するのか?

大谷翔平が最後に登板した7月3日以降、この問いへの答えは一貫して「復帰する」だった。しかし、3日前のブルペン投球が思うように進まず、投球プログラムが停止したことで、見通しはかなり不透明になった。もともと投球量を増やすための時間は限られており、今回の後退が復帰日程に大きく影響する可能性がある。

ドジャースが大谷の可能性を疑ったことはないが、今後の方針を決めるには、投手復帰によるメリットとデメリットを比較する必要がある。そして、現在の戦力状況を踏まえると、現時点では投手より打者としての方がチームにとって価値が高いと考えている。投球プログラムが打者としての大谷に悪影響を及ぼしていると判断すれば、それが最終的な決め手になる可能性がある。

第1ラウンド免除を獲得できるのか?

現状では、ドジャースがポストシーズンへ進出できるかを心配する必要はほぼない。ナ・リーグ西地区首位から転落するには、ドジャースが長期間にわたって連敗し、同時にパドレスかダイヤモンドバックスが驚異的な追い上げを見せる必要がある。ただし、2年連続のワイルドカードシリーズを避けるためには、まだ成績を上げなければならない。

ドジャースは82勝55敗でブレーブスと並び、ナ・リーグ2位タイ。トップシードのブルワーズ(85勝52敗)とは3ゲーム差だ。順位争いは僅差だが、ドジャースは両チームとの直接対決のタイブレークで敗れている。残り試合で勝利を重ね、ナ・リーグ上位2位以内でシーズンを終えれば、第1ラウンド免除を確保できる。しかし競争相手と同率になった場合は、ワイルドカード行きとなる。