メッツのオーナー、スティーブ・コーエンは、なぜエドウィン・ディアスがドジャースへ移籍したのか、いまだにはっきりとは理解していない。ディアス本人は、その理由をできる限り説明しようとしている。
コーエンがディアスのドジャース移籍を「理解に苦しむ」と表現した翌日、元メッツの守護神は次のように説明した。
「自分はフリーエージェントだったから、すべての球団と話す機会があった。ドジャースは本当に素晴らしい提案をしてくれた。だから最終的に、ここを選んだ」と14日(日本時間15日)、アリゾナで行われているドジャースキャンプで明かした。
「メッツの球団、選手、スタッフ、オーナー陣には大きな敬意を持っている。とても良くしてくれたし、悪く言うことは何もない。でも今はここにいる。自分にとって新しい挑戦だし、ドジャースの一員になれてうれしい。これからどうなるか楽しみだ」
また、3月に開催されるワールドベースボールクラシックにも、プエルトリコ代表として出場する予定。その判断について聞かれると「難しい判断じゃなかったよ。プエルトリコの人たちの目の前でプレーできる機会があると聞いたから、迷うことはなかった」と答えた。
13日(同14日)、メッツは球団放送担当のハウイー・ローズとコーエンのインタビューを公開。その中でコーエンはディアスの決断について「正直、理解に苦しんだ。なぜその結論に至ったのか正確には分からない。もちろん個人的な決断だが、われわれは十分に敬意あるオファーを出したと思っている」と語った。
関係者によると、メッツは3年総額6600万ドル(約101億円)の契約を提示し、さらに増額する意思も示していたという。しかしディアスはメッツのカウンターオファーを待つことなく、ドジャースと3年総額6900万ドル(約103億5000万円)で契約した。別の関係者は、ディアス側はメッツが大幅な増額をするとは見込んでいなかったと明かしている。
ディアスの契約は、メッツがデビン・ウィリアムズと3年総額5100万ドル(約78億円)で契約した後に成立した。当時、メッツ首脳陣はウィリアムズをクローザー、あるいはディアスの前を任せるセットアッパーとして起用できると考えていた。ウィリアムズ本人も、どちらの役割でも構わないと話していた。
ディアスは2019年から2025年までメッツの守護神を務め、通算144セーブ、防御率2.93を記録。アップテンポな入場曲も相まって、ファンの人気を集めた。今後はウィリアムズがメッツで九回を任され、ディアスはドジャースで試合を締めくくることになる。
