<ドミニカ共和国10–1イスラエル>マイアミ・ローンデポパーク、3月9日(日本時間10日)
フェルナンド・タティスJr.の豪快な一発が試合の流れを決めた。
ドミニカ共和国は10日、ワールドベースボールクラシック(WBC)でイスラエルと対戦。タティスJr.が二回に文句なしの満塁本塁打を放ち、チームを10―1の大勝に導いた。
この一発は、ドミニカにとってWBC史上初のグランドスラム。打った瞬間にスタンドインを確信する当たりで、タティスJr.は豪快なバットフリップも披露し、球場を大いに沸かせた。
イスラエル先発の左腕ライアン・プレイガーは満塁のピンチを背負い、ヘラルド・ペルドモへの四球で先制点を許すと、続く満塁の場面で迎えるはタティスJr.。
2026年ワールドベースボールクラシック
プレイガーは77マイル(約124キロ)のチェンジアップを続けて投じるなど、緩急で打線を翻弄しようとした。しかし、87.7マイル(約141キロ)の速球をファウルにされた後、再び投じたチェンジアップをタティスJr.に完璧に捉えられる。打球は右翼スタンドへ突き刺さる満塁弾となり、試合の流れは一気にドミニカ共和国へ傾いた。
タティスJr.の打球は左翼へ約400フィート(約122メートル)の特大弾。打った瞬間に本塁打を確信すると、豪快なバットフリップで喜びを爆発させた。今大会ここまで派手なセレブレーションで球場を沸かせているドミニカ共和国代表に、また一つ象徴的なシーンが加わった。
この一発は今大会4本目の満塁本塁打となり、2023年大会と並ぶ1大会最多タイ。ドミニカ共和国にとっても今大会8本目の本塁打となった。勢いは止まらず、オニール・クルーズもザック・ワイスの球を右翼へ弾き返す鋭いライナーの本塁打を放ち、チーム9本目を記録した。
クルーズの一発で、ドミニカ共和国の大会本塁打数は、2006年大会と2017年大会の1大会最多タイに並んだほか、さらに、WBC史上最多本塁打を記録したチーム(2009年大会のメキシコ、14本)にもあと5本と迫っている。
クルーズの本塁打は打球速度115.8マイル(約186キロ)を計測。オランダ戦でジュニオール・カミネロが放った一発と並び、トラッキング導入以降の直近2大会で2番目に速い本塁打となった。なお、最速記録はニカラグア戦でクルーズの放った116.8マイルの一発となっている。
