エンゼルス、今オフに直面する5つの重要課題

October 10th, 2026

レギュラーシーズン終了翌日、エンゼルスのジョン・モゼリアクGM代行(57)が報道陣に対応した。オーナー交代を控える中、今オフの方向性について明確な答えは少なく、多くの疑問が残った。

エンゼルスは現在、大きな転換期を迎えている。新オーナーのスタン・クロエンケ氏(79)が率いるクロエンケ・スポーツ&エンターテインメント(KSE)は、2027年初頭にアート・モレノ氏(80)から正式に球団所有権を引き継ぐ予定だ。

このためモゼリアクGM代行は、カート・スズキ監督(43)を続投させるか、新GM探しをいつ再開するかなど、重要な人事についてKSEとモレノ氏の双方と協議を続けている。

エンゼルスはしばらく動きを止めており、モゼリアクGM代行が9月28日に報道陣へ対応して以降、球団から新たな発表はない。こうした状況を踏まえ、今オフのエンゼルスが抱える5つの課題を挙げる。

1. 野球部門を誰が率いるのか?

ペリー・ミナシアン前GM(46)が6月下旬に解任された後、モゼリアクGM代行が招聘された。主な役割の一つは、球団の次期GMを探すことだった。しかしモゼリアクGM代行によると、KSE側から今後の方針について詳しい説明を受けるまで、GM探しは一時中断している。

現時点では、モゼリアクGM代行が引き続き日々の野球部門を統括する見込みだ。ただし契約は12月で満了する。今後もGMとして残る可能性があるほか、新たなGMや編成本部長が就任した場合、別の役職で球団に残る可能性もある。

モゼリアクGM代行はカージナルスで長年フロントを務めており、NFLのラムズがセントルイスを本拠地としていた時代から、クロエンケ氏やKSEのケビン・デモフ社長(49)と交流がある。

ロサンゼルス地域出身のカージナルスGM補佐ランディ・フローレス氏(51)も次期GM候補として名前が挙がっている。ただし、GM探しはしばらく中断した状態が続いている。

2. 誰が監督を務め、コーチ陣は何人残るのか?

モゼリアクGM代行は、チームが100敗を喫し、スズキ監督との契約も1年だったにもかかわらず、来季も続投してほしい意向を明確にしている。一方で、最終的な判断は自身ではなくKSEが下すと説明した。

コーチ陣にも変更が生じる可能性があるという。ただし、投手コーチのティム・レベック(45)とマイケル・ワーツ(47)は留任する可能性が高いとみられる。

モゼリアクGM代行は、スズキ監督について、選手とのコミュニケーション、学びながら改善しようとする姿勢、メディアとの良好な関係を評価した。戦力面で厳しい状況に置かれながら、うまくチームをまとめたと受け止めている。

一方、チームが苦戦しただけに、スズキ監督の続投はファンから歓迎されない可能性もある。それでも続投すれば、来季へ向けて一定の継続性を保てる。新オーナー側は2027年シーズン終了後、改めて監督人事を判断できる。

3. オーナー交代を控える中、FA市場でどこまで積極的に動くのか?

現時点では判断が難しい。ただ、2026年はモレノ氏がテレビ放映契約の問題に言及する中で総年俸が減少しただけに、来季は戦力を補強しつつ、総年俸をさらに削減する必要まではないとみられる。

特にブルペンの補強が必要で、左打者の長打力も課題となる。

4. マイク・トラウト(35)の左翼へのコンバート受け入れ、中堅手の補強に動くのか?

トラウトは今季、中堅に復帰し、2016年以来最多となる試合数に出場した。健康を維持できた一方、中堅守備の詳細指標を見ると、35歳となった現在は両翼の方が適している。来季は左翼へ守備位置を変更する予定でエンゼルスは新たな中堅手を探す可能性がある。

球団内部にはブライス・テオドシオ(27)や球団プロスペクトランキング6位のネルソン・ラダ(21)もいる。ただ、両選手とも打撃面で大きな上積みは期待しにくい。

ラダがメジャーに定着するまでのつなぎとして、中堅手をトレードで獲得するか、ベテランと短期契約を結ぶ選択肢も考えられる。

5. 捕手をどうする?

年俸調停権を持つベテラン捕手タイラー・ハイネマン(35)との再契約は可能だが、トラビス・ダーノー(37)はFAとなる。

モイセス・バレステロス(22)も来季は捕手としての出場機会が増える見込み。さらに、ジョー・アデル(27)のトレードでガーディアンズから獲得した球団プロスペクトランキング22位のジェイコブ・コザート(23)もいる。

それでも、ベテラン捕手をもう1人加える可能性は高い。ハイネマンは2026年に打撃で苦戦し、バレステロスもフレギュラー捕手としては計算されていない。コザートは来季中のメジャーデビューも視野に入るが、レギュラーを任されるだけの打撃力を示す必要がある。

MLBの最新ニュースを見逃さない!