リンドーア、メッツ移籍後初のオールスター先発

July 4th, 2025

メッツのスター選手、フランシスコ・リンドーアがついに悲願を達成した。

7月15日にアトランタで行われるオールスターゲームで、ナ・リーグの先発ショートに選出された。これがキャリア初の先発出場であり、メッツ加入後初の夢舞台となる。

SNYのインタビュー中にこの朗報が出ると、リンドーアはシティ・フィールドのファンへ向けて「本当にありがとう。皆のおかげでオールスターになれた。メッツ、家族、そしてファンを代表してプレーするのが待ちきれない」と感謝を語った。

ガーディンズ時代には2016年から4年連続でオールスター出場していたが、メッツ移籍後は無縁。今季は序盤から好調でオールスター投票でも圧倒的にリードしていたが、6月に入り30打数2安打と深刻なスランプに陥った。それでも最終投票で56%を獲得し、2位ムーキー・ベッツを退けた。

「発表を聞いてすぐに妻カティアに電話して、それから姉と母に、最後に父に報告した。本当に誇らしく、喜びで胸がいっぱいだった」と語る笑顔には、安堵と感謝がにじんだ。

メッツ遊撃手の先発は1971年バディ・ハレルソン、2007年ホセ・レイエス以来3人目で、ファン選出で先発するのは16年のヨエニス・セスペデス以来となる。カルロス・メンドーサ監督も「彼と支えてくれた全ての人に敬意を表したい」と祝福した。

今季ここまでナ・リーグ遊撃手でWAR2位、本塁打数2位、打点3位、盗塁も5位タイと攻守に躍動。投票結果発表翌日の試合では本塁打を放ち、以降3打席連続安打で完全復活を予感させた。

「まだまだ改善できる部分は多い。波が大きいけど一番大事なのはチームを勝たせること」。

華麗な守備と勝負強い打撃で、夢舞台でもメッツの誇りを示す覚悟だ。