レッドソックスのFA補強候補は?鈴木誠也、今永昇太ら日本人選手にも注目

November 3rd, 2026

レッドソックスの補強候補は? 来季の戦力アップにつながるFA選手5人

FA市場が解禁され、全30球団による争奪戦がスタートした。過去2年連続でポストシーズンに進出したレッドソックスのクレイグ・ブレスロー編成本部長は、2021年以来となる本拠地フェンウェイパークでのポストシーズン開催を目指し、戦力補強を狙う。

来季の戦力アップにつながりそうなFA選手5人を紹介する。

レッドソックスの補強ポイントは、ウィルソン・コントレラスに続く右打ちの強打者だ。アロザレーナは8月31日から9月2日にかけてボストンで行われた3連戦では、15打数6安打、2本塁打、8打点と大暴れしており、フェンウェイパークとの相性も良い。

引っ張り方向への打球が多い打撃スタイルは、左翼にそびえるグリーンモンスターとも好相性。32歳を迎える来季も、走攻守で存在感を発揮できそうだ。今季は154試合で25本塁打、25盗塁を記録。2年連続の達成となり、OPS.865をマークした。

マリナーズが予想外に苦戦した中でも、アロザレーナは際立つ活躍を見せた。ア・リーグ野手のbWARは5.7、fWARは5.5でともにトップ10入り。過去4年間で3度オールスターに選ばれ、ポストシーズンでも実績を残している。

守備位置もレッドソックスに合う。アロザレーナは左翼での出場が最も多く、中堅のセダン・ラファエラ、右翼のウィルヤー・アブレイユはともにゴールドグラブ賞受賞者だ。なお、マリナーズはアロザレーナに2315万ドル(約36億7000万円)のクオリファイング・オファー(QO)を提示。レッドソックスが獲得すれば、少なくともドラフト指名権1つを失うことになる。

鈴木誠也(外野手)

5年前のオフ、レッドソックスは日本人外野手の鈴木誠也の獲得に強い関心を示していた。しかし、鈴木はカブスを選択。レッドソックスはその後、右の好打者へと成長した姿を見守ってきた。

鈴木は2025年に自己最多の32本塁打を記録。今季も26本塁打を放ち、bWARは自己最高の5.1をマークした。打撃面での貢献は大きな魅力となる。

鈴木は主に右翼を守ってきたが、チームには3年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているアブレイユがいるため、鈴木を左翼に回し、アブレイユの休養日には右翼を守る起用法も考えられる。

ソニー・グレイ(右投手)

グレイとレッドソックスと相性が良く、再契約の可能性は十分にありそうだ。グレイはトレード拒否条項を行使せず、レッドソックスへの移籍を受け入れた。かつてヤンキースで苦戦した経験から、大都市でのプレーに不安を抱くのではないかとの見方もあったが、それは杞憂に終わった。

加入後は防御率2.72を記録。2013年のメジャーデビュー以来、自己最高の数字となった。6球種を操り、29先発でア・リーグ最多の18勝。エースのギャレット・クロシェがシーズンの大半を離脱する中、先発陣を支えた。160イニング以上を4年連続で投げている点も心強い。

クロシェ、グレイ、ペイトン・トール、レンジャー・スアレスがそろえば、メジャー屈指の先発ローテーションになり得る。クロシェを欠いた今季も、レッドソックスの先発陣は圧倒的な投球を見せていた。

今永昇太(左投手)

ブレスローはカブスのフロントに在籍していた当時、今永のスカウティングに深く関わり、獲得を強く推していた。しかし今永がカブスとの契約を決めた頃には、ブレスローはすでにレッドソックスの編成本部長に就任していた。

今度はボストンで再び縁が生まれるだろうか。

今永はカブスでの3シーズン、86試合に先発して防御率3.45を記録。安定した投球を続けてきた。今季も174回1/3を投げて174三振を奪い、四球はわずか37。三振を奪う力と制球力を兼ね備えた左腕だ。ブレスローにとって、かねて高く評価してきた投手を獲得する機会となるかもしれない。

平良海馬(右投手)

西武ライオンズからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す平良海馬。まもなく27歳を迎える右腕は、直球を中心とする球威ある投球が魅力だ。ボストンの投手陣再建を進めてきたブレスローの目に留まる可能性がある。

先発とリリーフの両方を経験している点も強みだ。チームの投手事情に応じて柔軟に起用できる投手として、レッドソックスにとって興味深い補強候補となりそうだ。