ジャイアンツは、外野手ハリソン・ベイダーが起こしたスクーター事故について調査を進める間、同選手への給与支払いを一時停止すると発表した。
球団編成部門トップのバスター・ポージー氏は声明で、「週末、ハリソン・ベイダーが事故に遭ったため、足底筋膜炎の治療スケジュール、そして残念ながら復帰時期にも影響が出る」と説明し、「現在、事故の状況を調査している。ベイダーが再び球団のためにプレーできる状態になるまで、給与の支払いを停止する」と明らかにした。
ベイダーは左足の足底筋膜炎のため、5月29日以降試合に出場していなかった。しかし、26日(日本時間27日)に起きたスクーター事故で負傷箇所をさらに悪化させた。
米メディア「SFist」によると、事故は26日午前2時ごろ、サンフランシスコ市内のグリニッジ通りとフィルモア通り付近で発生。目撃者によれば、ベイダーのスクーターがサンフランシスコ消防局の消防車後部に衝突し、その車輪が左足をひいたことで大きなけがにつながったという。
サンフランシスコ消防局はMLB.comに対し、26日午前1時53分ごろ、カウホロー地区で車両事故が発生し、1人が病院へ搬送されたことを認めた。事故は現在、サンフランシスコ警察が調査している。
トニー・ビテロ監督は、事故の詳細については明言を避けた。
「報道内容がどこまで正確なのかは分からない。ただ、彼の足に問題が起きていることは知っている。写真は見たが、直接近くで確認したわけではない」
ベイダーは1月にジャイアンツと2年総額2050万ドル(約32億8000万円)の契約を結んだが、今季は負傷に悩まされ、30試合の出場で打率.170、5本塁打、OPS.557にとどまっている。
事故翌日には、足と足首の専門医による診察を受けるためインディアナポリスへ向かう予定だったが、今回の事故によって検査内容にも変更が生じたという。ベイダーは27日(日本時間28日)にサンフランシスコへ戻り、MRI検査を受ける予定だったが、球団は結果について明らかにしていない。
ジャイアンツは今季絶望とは発表していないものの、ビテロ監督は事故前の段階でも、2026年中の復帰について「可能性は低い」と話していた。
なお、ベイダーは、2014年にはフロリダ大学在学中、深夜にスクーター事故を起こし、19試合の出場停止処分を受けている。
