ブルワーズの主砲チューリオ、NLDS初戦で負傷交代

レギュラーシーズンに痛めた右ハムストリングで再び痛めた可能性

October 5th, 2025

ナ・リーグ地区シリーズ(NLDS=5回戦制)第1戦で、ブルワーズの外野手ジャクソン・チューリオが二回に右ハムストリング(太もも裏)の張りを訴えて交代。試合序盤の猛攻を牽引し、わずか2イニングで3安打3打点を記録した主砲が離脱となれば、打線にとって大きな痛手となる。

試合後のMRI検査の結果、明確な損傷は確認されなかった。しかし、地区シリーズ残りの試合への出場は不透明だとパット・マーフィー監督は明かした。

「MRIの結果では結論が出なかった。今日は軽めのワークアウトを行い、その後に今後の出場について判断する」と指揮官は説明した。

チューリオは初回に先頭打者として二塁打を放ち、その回の終盤に2点タイムリー。二回には満塁から内野安打でチームの9点目を記録したが、その際に足を気にする様子を見せた。その後、トレーナーと監督が確認に向かい、チューリオは自力でベンチへ下がった。

右ハムストリングは7月29日のカブス戦で痛めた箇所と同じ。この時は8月の大半を欠場したため、球団側も慎重な判断を強いられている。それでも本人は前向きだ。

「身体の状態は良い。前回(のケガ)に比べれば、今回はかなり良い状態だと感じている」と症状を語った。

幸い、ブルワーズの日程には余裕がある。初戦から中1日を挟み、第2戦は10月6日(日本時間7日)の開催。第3戦は、カブスの本拠地リグレーフィールドで行われるため、7日は移動日としてオフになる。ブルワーズは焦らずに、主砲の復帰のタイミングを見極める。