5日(日本時間6日)、アストロズはオールスター遊撃手のジェレミー・ペーニャが右手薬指の先端を骨折したことにより、少なくとも2週間は離脱することを発表した。ペーニャは4日(同5日)にドミニカ共和国のサントドミンゴで行われたタイガースとのエキシビションゲームで負傷した。
この負傷により、ペーニャはワールドベースボールクラシックを欠場する。4日(同5日)の試合で遊撃手としてスタメン出場したが、三回にウェンシール・ペレスが放った痛烈なゴロの打球が指を直撃。その後、打席に立って三振に倒れたあと、レントゲン検査を受けた。
ペーニャは5日(同6日)、フロリダ州で手の専門医の診察を受け、骨折と診断された。アストロズのキャンプに帯同し続けるが、患部を固定しながらプレーすることになる。
アストロズのジョー・エスパーダ監督は「聞きたいニュースではないね」と語った。
2026年ワールドベースボールクラシック
レギュラーシーズンの開幕が3週間後に迫る中、ペーニャが開幕戦に出場できるかどうかは不透明だ。しかし、内野手の離脱をカバーできるチームがあるとすれば、それはアストロズだろう。内野手が人員余剰のため、今オフの間はずっと、イサーク・パレイデスのトレードを模索してきた。
エスパーダ監督はキャンプ開始当初、カルロス・コレアを三塁に固定したいとの意向を示していた(コレアはもともと遊撃手だが、昨年7月にアストロズに復帰したあとは三塁にコンバートされていた)。しかし、ペーニャの離脱を受け、オープン戦の残りの試合でコレアを何度か遊撃手として起用する予定であることを明言。また、新加入のニック・アレンは引き続き遊撃手としてプレーする。
「このロースターには本当に優秀な選手がたくさんいる。特に内野手はね。チームを支えてくれる選手がたくさんいるし、(負傷者が出ている)今の状況が長く続くことはないと願っている。ジェレミーが復帰するまでの間、その穴をカバーしてくれる選手もたくさんいる」とエスパーダ監督は語った。
一塁手のクリスチャン・ウォーカーも指揮官の意見に同意する。
「彼は頼りになる存在だから、代わりを見つけるのはなかなか難しい。でも、彼が戻ってくるまで、僕たちは何とか持ちこたえられると思う。きっと早く戻ってきてくれるはずだ」とウォーカーは語った。
ペーニャはコレアの後釜として2022年にメジャーデビューし、いきなりワールドシリーズMVPに輝くなど、充実のシーズンを過ごした。昨季はキャリアハイの1年となり、主にリードオフマンとして125試合に出場し、打率.304、17本塁打、62打点、20盗塁、OPS.840の好成績をマーク。オールスター初選出を果たし、チームMVPにも初めて選ばれた。
昨季は肋骨の骨折で7月に離脱し、オールスターも欠場。シーズン終盤には左脇腹を痛め、最後の1週間はプレーしなかった。正遊撃手としてチームを牽引していたペーニャの離脱は、アストロズが惜しくも9年連続のポストシーズン進出を逃す要因の1つとなった。
ペーニャはアストロズからワールドベースボールクラシックに出場する3選手のうちの1人だった。ほかにはザック・デゼンゾがイタリア、シェイ・ウィットコムが韓国のロースターに入り、ウィットコムは初戦のチェコ戦で2本塁打を放ち、勝利に貢献した。ホゼ・アルトゥーベ(ベネズエラ)とコレア(プエルトリコ)も当初は出場予定だったが、保険の問題もあり、欠場を余儀なくされた。アルトゥーベは2023年のワールドベースボールクラシックで右手親指を骨折し、レギュラーシーズンの開幕43試合を欠場した過去がある。
アストロズはオフシーズン当初から内野手の人員余剰を解消するために、積極的にパレイデスの売却を試みてきたが、ペーニャの復帰時期が明確になるまでは、パレイデスの放出に向けた動きは保留となるかもしれない。
パレイデスは2024年12月にカイル・タッカーとのトレードでカブスから加入。昨季はオールスター選出を果たした。前半戦は92試合に出場して打率.257、19本塁打(チーム最多)、49打点、OPS.825をマークし、四球も多く選んでいたが、後半戦開始直後のマリナーズ戦で右ハムストリングを痛めて離脱した。
約2カ月後に復帰したが、アストロズはトレードデッドラインでパレイデスの穴埋めとしてツインズからコレアを獲得していたため、内野手が余ってしまう状況に。しかし、ペーニャが離脱した今、それがプラスに働くことになりそうだ。
