ジョー・マスグローブ(33)が今季中にパドレスへ復帰する場合、従来通りの先発投手として起用される可能性は低くなっている。
マスグローブはトミー・ジョン手術からの復帰過程で再び調整が遅れている。シーズン終了まで時間が限られる中、本人と球団は短いイニングでの先発や、一時的に救援へ転向する可能性も検討している。
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マスグローブは4日(同5日)、ヤンキースとのシリーズ初戦を前にペトコパークで取材に応じ、落胆した表情で「もう答えが見つからなくなってきた」と心境を明かした。2024年10月に手術を受け、今季開幕から先発ローテーションに加わることを目指していた。
しかし、スプリングトレーニングで1試合に登板した後に調整が遅れ、現在も再び問題を抱えている。直近のリハビリ登板では5イニングまで投球回を伸ばしたが、登板後の回復が最大の課題となっている。
「数回前の登板ではかなりいい状態だったが、今は必ずしも同じ状態ではない」とマスグローブは状態を語る。
「今季がもう終わったとは思っていない。短い登板にするなど、いくつか違う選択肢や方法を検討している。ただ、もう答えが見つからなくなってきた」と苦しい胸中を明かした。
マスグローブは8月、リハビリ登板の間隔が12日空いた。次回登板も同程度の間隔が必要となる可能性がある。まだブルペン投球を再開しておらず、次回登板の日程も決まっていない。
本人によると、問題は単純な「痛み」ではない。登板後の数日間、投球そのものができない状態になるという。
「痛みがある状態で投げた経験はある。でも今回は物理的に投げられない。可動域がなく、力もほとんど入れられない。ずっと続くわけではなく、時間がたてば戻ってくる。ただ、最初の数日間をどう管理するか。それが問題」と説明した。
明るい材料もある。マスグローブは実際に登板した際、2021~24年の4年間にパドレスで好投していた頃と変わらない投球を示している。直近では8月27日(同28日)、3Aエルパソで5回1失点に抑えた。
だからこそパドレスは、中5日で先発する従来の起用法ではなくても、マスグローブを再びマウンドに戻す価値があると考えている。
「理想を描くなら、プレーオフでジョー・マスグローブが2イニングほど投げられる状況を想像する。そうなれば、みんな歓迎すると思う」とクレイグ・スタメン監督(42)は期待を寄せた。
次の段階はブルペン投球を行った後、登板後の状態を確認するため、短いイニングでリハビリ登板する可能性が高い。ただ、少なくとも現時点では、スタメン監督は引き続き先発として調整させる方針を示している。
「スタッフを信頼して、いいプランを立ててもらいたい。投球イニングを短くしたり、先発ではなく救援で登板したり、いろいろな選択肢を試している。今はすべての可能性を検討している」とマスグローブは説明した。
例えば2~3イニングをある程度定期的に投げられる状態まで回復すれば、パドレスの戦力になれる可能性はある。もちろん、好投できることが前提だ。重要な試合では救援陣が充実しており、先発投手に必要な投球回は2~3回だけで済む場合もある。
一方、マスグローブは登板機会が限られる状態でメジャーのベンチ入り選手枠を1つ使い、チームに負担をかけることは望んでいない。
「体の状態としては、もう十分に投げられるところまで来ている。メジャーで投げる準備はできています」とマスグローブ。
「あとは登板後にしっかり回復できること、チームが計算できる投手だと示す必要がある。週に1度投げるだけで、メジャーのベンチ入り選手枠を使いたくはない」と語った。
パドレスには先発陣の選択肢もある。トレード期限にはケーシー・マイズ(29)とロビー・レイ(34)を獲得。ウォーカー・ビューラー(32)とランディ・バスケス(27)も後半戦で好投している。
マスグローブと同じく右肘の問題から復帰を目指しているニック・ピベッタ(33)も、登板再開が近づいている。近日中にペトコパークでブルペン投球を行い、その後、来週中に最後となる可能性があるリハビリ登板に臨む予定だ。
パドレスには複数の選択肢があり、MLB屈指の救援陣も控える。先発投手の起用法を工夫する余地は十分にあり、今季もそうして戦ってきた。
それでも、何とかチームに貢献したいマスグローブにとって、今回の調整遅れはつらい状況だ。手術からの復帰過程でさまざまな困難を経験してきた中、再び問題に直面する苦しさを問われると、短く答えた。
「これまでで一番つらい」
マスグローブは、それ以上言葉を続けなかった。
