西武・平良海馬がポスティングでメジャー挑戦へ 今季防御率1.36

October 30th, 2026

西武は、平良海馬投手のポスティングシステムによるメジャー移籍を容認すると発表した。今季、パ・リーグの最優秀防御率に輝いた右腕が、メジャー挑戦に踏み出す。

2024年から救援に専念していた平良は、今季から先発に復帰。23試合に登板し、防御率1.36、WHIP0.96を記録した。11月15日に27歳となる右腕は、昨季も救援で防御率1.71、31セーブと好成績を残している。NPBでの通算8シーズンでは、防御率1.78、奪三振率9.4をマークした。

西武が正式にポスティング手続きすると、メジャー全30球団は45日間、平良との交渉が可能になる。25歳を超えているため、契約年数や金額に制限はない。移籍が成立すれば、西武には契約額に応じた譲渡金が支払われる。期間内に契約がまとまらなければ平良は西武に残留し、再びポスティングを利用できるのは来オフとなる。

身長約173センチと小柄ながら、平良の実力はメジャー球団からも高く評価されている。150キロ台半ばから後半の速球に加え、カットボール、スイーパー、チェンジアップ、スプリットと球種も豊富。今オフのFA市場では、サイ・ヤング賞2度のタリック・スクーバルに次ぐ実力を持つ投手との見方もある。

MLB球団のあるスカウトは、MLB.comのマイケル・クレア記者に「力強い速球があり、多彩な変化球も持っている。データ分析にも精通している」と評価した。

一方、メジャーではリリーフ起用を想定する球団もありそうだ。負担を抑えて健康を維持し、持ち味の球速を最大限に生かすためだ。身長約173センチ以下の投手がメジャーで先発として長く活躍した例は少なく、1979年以降、シーズン100イニング以上を投げた投手はマーカス・ストローマンだけ。ただ、先発起用を約束する球団があるかどうかは、平良の移籍先選びを左右する可能性がある。

日本人投手では、山本由伸(ドジャース)や今永昇太(カブス)も小柄な体格ながらメジャーで活躍。低いリリースポイントを武器に、速球の威力を引き出している。

今オフ、メジャー移籍を目指すNPB選手では、阪神の佐藤輝明内野手もポスティングを予定している。2025年のセ・リーグMVPで、今季も三冠王に輝いた佐藤に注目が集まるが、NPBで圧倒的な実績を残した平良も、メジャー球団の関心を集めそうだ。