ヤンキース傘下3Aスクラントンの前田健太（37）がマイナーのレギュラーシーズンでの最終登板に臨んだ。後期の最終戦となったバファロー（ブルージェイズ傘下3A）戦に先発し、5回で82球を投げ、2安打無失点の好投。2四球、5三振で最速は93.8マイル（151キロ）だった。チームは２−１で勝利し、前田は6勝目（7敗）を挙げた。
現状では、メジャー昇格の可能性は低い。しかし、レギュラーシーズンでの最終登板でアピールしたことは間違いない。ヤンキースのメジャー契約選手で負傷離脱者が出た場合などの条件があれば、前田はプレーオフでメジャーのベンチ入りが可能。来季は日本球界からのオファーに絞って移籍先を探すことを決めているが、残り少ない2025年シーズンでメジャー復帰を完全に諦めたわけではない。
スクラントンはすでにインターナショナル・リーグ（3A）の東地区で後期優勝を決めている。今後は、状況次第でマイナーのプレーオフ出場に備えることになりそうだ。