ブルワーズは第3戦に6対2で勝利し、昨年スイープ負けを喫したドジャース相手に、シリーズ突破まであと1勝と迫った。一方、ドジャースは、もう後がない。
第3戦を終えて見えてきた4つのポイントを紹介する。
1. ブルワーズが一発攻勢でドジャースを圧倒
今季のブルワーズは本塁打が少なく、1試合3本塁打を記録したのもわずか10試合。それが第3戦では、チョーリオが初球先頭打者本塁打を放つと、7回にはバウアーズとミッチェルが2者連続弾。スネルから一気に3本塁打を奪った。
投打さまざまな形で勝てるのが、今季103勝を挙げたブルワーズの強み。昨年のNLCSとは対照的な展開となっている。
2. ドジャースはどう巻き返す?
第4戦の先発グラスノーにかかる期待は大きい。今ポストシーズンの前回登板では5四球と制球に苦しんだが、ロバーツ監督は「いい投球をしてくれると思う。球威もあるし、ポストシーズンの経験も十分」と信頼を寄せる。
ただし、投手の好投だけでは足りない。大谷翔平、フリーマン、ベッツら主力打者が本来の力を発揮できず、チームの得点力も過去2度のポストシーズンに比べて大きく落ちている。好調なのは、シーズン中に苦しんだタッカーくらいだ。
ドジャースが生き残るには、スター選手たちの奮起が欠かせない。
3. ブルワーズのブルペンは最後まで持つか?
7試合連続登板となったウリーベは、第3戦で制球を乱し、勝ち越しを許した。一方、抑えのメギルは4打者を完璧に抑える好投を見せた。
第4戦以降も救援陣への負担は大きくなりそうだ。ブルワーズにとって重要なのは、リリーフ陣が最後まで踏ん張れるかだけではない。ワールドシリーズに備えて休養を確保するためにも、できるだけ早くシリーズに決着をつけたいところだ。
4. ドジャースには逆転劇の経験者がいる
0勝3敗からの逆転を目指すドジャース。ロバーツ監督自身、2004年のレッドソックス時代に、その歴史的な逆転劇を経験している。
ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦、敗退寸前のレッドソックスで代走として出場したロバーツは、リベラから盗塁を成功させ、同点のホームを踏んだ。チームは第4戦を制し、最終的にシリーズも逆転で突破した。
今回も逆転は可能なのか。ロバーツ監督は「もちろん可能だ。自分自身が経験しているからね」と語った。
ドジャースに必要なのは、スターの活躍だけとは限らない。流れを変えるきっかけは、思いがけないところから生まれることもある。
