韓国代表 本塁打セレブレーションに込めた「マイアミ行き」の思い

11:20 AM UTC

東京でのプールCが終了すると、上位2チームは羽田空港からマイアミへ向かい、準々決勝に臨む。2009年大会の準優勝以来、1次ラウンドを突破できていない韓国にとって、その切符獲得が今大会の使命だ。

その思いは、選手たちの“セレブレーション”にも表れている。先週大阪で行われた2試合のエキシビションゲームでは、本塁打やビッグプレーが生まれるたびに、選手たちはまず両手で「M」の形を作り、マイアミ行きを表現し、その後、腕を翼のように広げながら喜びを分かち合った。

KBO(韓国プロ野球)史上最年少で30本塁打・30盗塁を達成した俊足強打の若きスター、キム・ドヨン(金倒永)はオリックス戦で2日連続となる本塁打を放つと、三塁を回る際にさっそくその“翼ポーズ”を披露。ダグアウトのチームメートたちもすぐに反応し、同じ動きで盛り上がった。

Do-Yeong Kim celebrates as he rounds third base. Photo by Daniel Shirey.

このセレブレーションを考案したのは、内野手のノ・シファン(盧施煥)だ。

「ベテランの選手たちから“何かポーズを考えてくれ”と言われて、ノ・シファンが最初に提案したんです」と、キム・ドヨンは通訳を介して語った。

「最初のエキシビションゲームでは、どちらをやるかまだ決めていなかったので、“M”を作る選手もいれば、飛行機ポーズをする選手もいました。でも2試合目の前に、どちらかに統一しようという話になったんです。だから、あのアイデアはノ・シファンのおかげですね」

その数イニング後には、韓国のもう一人の若き長距離砲、アン・ヒョンミン(安賢民)が左翼へ特大の一発を放つと、ベースを回りながら同じポーズを披露。チームの新しいセレブレーションは、すでにチームに浸透しているようだ。

Hyun Min Ahn celebrates after crossing home plate. Photo by Daniel Shirey.

リュ・ジヒョン(柳智賢)監督もこのセレブレーションを全面的に支持している。メジャーリーガーとKBOのスター選手に加え、韓国生まれの選手、そして韓国系アメリカ人の選手が混在するチームだけに、指揮官は短期間でいかにチームで一体感を築くかが重要だと理解している。

「このチームが一つにまとまり、絆を深めていく姿を見るのはとてもうれしい」と指揮官。

このポーズはすっかりチームに定着し、初戦のチェコ戦では、ムン・ボギョン(文保景)の満塁本塁打で韓国は序盤に4―0とリードを奪った。もちろん、ムン・ボギョンもベースを一周しながら“飛行機ポーズ”を披露。

本塁打を放った打者たちは存分にセレブレーションを楽しんでいるが、投手陣が独自のパフォーマンスを用意する予定はないという。

ベテラン左腕のリュ・ヒョンジン(柳賢振)はこう話す。

「打者たちと一緒に楽しもうとはしているよ。投手として特別に準備しているものはないかな。僕たちもダッグアウトにいるので、できるだけ一緒に盛り上げようと心がけているんだ」