<韓国7–2オーストラリア>東京ドーム、3月9日
韓国が土壇場で準々決勝進出を決めた。ワールドベースボールクラシック(WBC)プールCのオーストラリア戦に7―2で勝利。九回、アン・ヒョンミンが犠牲フライを放ち、マイアミ行きの切符を引き寄せた。
この勝利で韓国は2勝2敗とし、3勝0敗の日本に続くプール2位で準々決勝進出。米マイアミでプールDの勝者と対戦する。
2026年ワールドベースボールクラシック
この7得点には大きな意味があった。韓国、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイがいずれも2勝2敗で並び、プールCは三つ巴に。順位は得点数と守備アウト数を基にした指標で決まり、韓国がこれを上回って突破を決めた。もし韓国が5点差未満の勝利に終わっていれば、敗れたオーストラリアが準々決勝へ進む可能性もあった。
そういった意味で、九回の追加点は決定的だった。
イ・ジョンフの打球で併殺を狙ったオーストラリアの遊撃ジャリッド・デールが二塁へ悪送球し、1死一、三塁。ここでアンが犠牲フライを放ち、勝負を決めた。
デールは大会を通して堅実な守備を見せていたが、この場面ではオラフリンのグラブをはじいた打球を処理した後、一瞬判断が遅れた。そのわずかな迷いが、試合の行方を分けた。
オーストラリアのデーブ・ニルソン監督は試合後、こう語った。
「もちろん残念なプレーだった。ただ、彼は大会を通して素晴らしい守備を見せてくれていた。二塁でアウトにできると思ってプレーしたんだろうが、ボールをうまく握れず、送球がライト方向へそれてしまった」
韓国は二回、ムン・ボギョンが先発ラクラン・ウェルズから2ランを放って先制。三回にはジャマイ・ジョーンズとイ・ジョンフの連続二塁打で好機を作り、ムンの適時二塁打で加点した。ムンは五回にも適時打を放ち、この日4打点。大会トップとなる11打点目を記録した。さらにキム・ドヨンも2死から逆方向への適時打を放ち、韓国は6点目を加えた。
オーストラリアは五回、ロビー・グレンディニングの先頭打者本塁打で1点を返し、八回にもトラビス・バザーナの適時打で6―2と追い上げたが、韓国守備陣は3度の併殺で流れを渡さなかった。韓国は7投手の継投で走者11人を許しながらも粘り強くしのいだ。
ただ、韓国には不安材料も残る。先発左腕ソン・ジュヨンが三回の投球練習中に負傷とみられるアクシデントで降板。代わった右腕ノ・ギョンウンが二回を無失点に抑えたが、左腕の状態が懸念される。
