ついに本領発揮へ、タッカーが満塁弾含む3安打で8連勝

September 12th, 2026

【ドジャース6-2マーリンズ】マイアミ/ローンデポパーク、9月11日(日本時間12日)

ようやく、カイル・タッカーがドジャースのユニフォームで本領を発揮した。

タッカーは自身通算6本目の満塁本塁打を含む3打数3安打、5打点と、加入後屈指の活躍を披露。シリーズ初戦の勝利の立役者となり、チームは今季最長の8連勝を飾った。

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デーブ・ロバーツ監督は、最近の結果にはタッカーが打席で施した修正が表れていると考えている。バットの軌道が整理され、スイングがストライクゾーン内を長く通るようになったという。シーズン序盤は変化球に最後まで対応できず、速球に対してはバットが下から入りすぎていた。

「ドク(ロバーツ監督)はずっと僕を試合に出し続けてくれている。毎試合、チームの勝利を助けるために、自分にできることをしようとしている。守備でも走塁でも打席でも、このチームは見えないところで本当に努力している。だから僕も自分の役割を果たし、みんなのために勝利をつかみたい」とタッカーは語った。

タッカーがこのようなプレーをポストシーズンでも見せることができれば、10月を迎えるドジャースにとって重要な意味を持つ。この勝利で90勝57敗となったドジャースは、ダイヤモンドバックス(79勝69敗)とパドレス(78勝68敗)の結果次第で、早ければ翌12日にもポストシーズン進出が決まる。

「スイングが非常にいい結果につながっている。今夜は大活躍で、少し力みが取れたことも見て取れる。彼は一年を通じて懸命に取り組み、集中を切らさなかった。粘り強く努力を続けてきたことを高く評価している。シーズンの最後に最高の状態になると期待している」と指揮官は話した。

その修正が七回に実を結んだ。

満塁の場面でマーリンズはビクター・ボドニックに代え、左打者のタッカーに対して左腕ケイド・ギブソンを投入した。タッカーは2球を見た後、内角高めの79.5マイル(約127.9キロ)のスイーパーを引っ張り、今季14号とした。右中間へ運んだ満塁本塁打は、打球速度103.8マイル(約167.0キロ)、スタットキャストの推定飛距離395フィート(約120.4メートル)だった。

タッカーは、ギブソンが変化球を中心に攻めてくる可能性が高いと考え、プレート上に来る球を狙っていた。腕側に来た甘い一球を、タッカーは逃さず完璧に捉えた。

「最高だ。特に接戦で、勝敗を分ける一打になる可能性があったから、素直にうれしかった」とタッカーは語った。

タッカーはまず三回、左翼への犠飛で先制点をもたらした。先頭で四球を選んだトミー・エドマンが生還した。

「安打が出るのはいつでもいいこと。でも打席に立って内容のある勝負をし、走者をかえそうとすることが大切だ。今日の第2打席も、みんなが一塁から三塁まで進む素晴らしい仕事をしてくれた。ムーキー(ベッツ)が走者を三塁へ進め、そこで犠飛が出た。安打になるかどうかにかかわらず、重要な打席で自分の役割を果たし、強い打球を打とうとするだけだ」とタッカーは話した。

六回には先発ライアン・ガストの80マイル(約128.7キロ)のスイーパーを右翼へ運び、今季4本目の三塁打を放った。続くウィル・スミスの右前打で生還し、ドジャースは2-0とリードを広げた。

「今は打撃フォームが非常にいい状態にある。スイングに自信があり、急激に変化した。打撃コーチがカイルの中にある何かを引き出したのだと思う。それがこれほど早く結果へ表れたのは喜ばしい。普通、こうした修正には15打席、20打席と時間がかかるものだが、今回は一夜にして結果が出たようなものだ。本当にうれしく思う」と指揮官は語った。

オールスターに4度選出されているタッカーは、1月に4年総額2億4000万ドル(約355億円)の契約を結んだものの、打率.230、出塁率.326、長打率.375、OPS.701にとどまっている。しかしポストシーズンへ向かうなか、今の数字はもはや気にすることではない。

「来月には重要な試合がたくさん待っている。だからシーズンをいい形で締めくくり、そこまでたどり着いて、プレーオフが始まったら勝つためにプレーする。大切なのは勝利だけだ。自分が安打を打ったかどうかは関係ない。試合に勝ち、何らかの形で貢献する。それが自分にできるすべてだ」とタッカーは語った。