緊張はどこへ?ヌートバー、負傷者リストからの復帰戦で活躍

5:54 AM UTC

レッズ3−10カージナルス】セントルイス/ブッシュスタジアム、6月5日(日本時間6日)

カージナルスのスタメンに入ったラーズ・ヌートバー(28)は、すぐに存在感を発揮した。

「タープス・オフ」席では、おなじみの「ヌーーー!」のチャントがさらに早く復活した。両かかとの手術に伴う負傷者リストからの復帰戦でヌートバーは適時二塁打を含む2安打。カージナルスはレッズに逆転勝利した。

「一回の前に外野へ向かうときや、第1打席の前は、鳥肌が立ったし緊張したよ」とヌートバーは語った。

「自分にとっては開幕戦のような気分だったが、他のみんなにとっては61試合目くらいだった。クラブハウスに妙な緊張感がなかったから、少し落ち着くことができたね」

ヌートバーは3日(同4日)、実質的にはスプリングトレーニングとなるマイナーでの20日間のリハビリを終え、J.J.ウェザーホルト(23)が鼠径部の痛みで2試合連続で欠場したため、すぐに1番に復帰した。

一回に内野安打を放ち、送球エラーで二塁へ進んで早速打線を活気づけた。カージナルスが12人の打者を打席に送って突き放した六回には、二塁打を放って生還し、6得点の口火を切った。

「試合前にすごく緊張して、最初にタックルを受けた瞬間に吹っ切れる、アメリカンフットボールをやっていたときの感覚を思い出したよ」とヌートバーは語った。

「だから今回も、第1打席の後は少し落ち着くことができた」と振り返った。

メジャーリーグでの5年間で通算成績は打率.242、58本塁打、194打点、OPS.747を記録している。これまでのキャリアで外野の3ポジションすべてを守った経験があるが、今季のセントルイスでは大半の試合で左翼に入るとみられる。

ウェザーホルトが復帰すれば、ヌートバーはカージナルスの打線に必要とされていた厚みを加えることになる。カージナルスの上位4人の合計打率.266、37本塁打、132打点に対し、5番から9番の打者は合計で打率.218、28本塁打、128打点にとどまっている。

「本当に質の高い打席を送るし、相手投手をてこずらせる」とカージナルスのオリバー・マーモル監督(39)は語った。

「ストライクゾーンの管理が非常にうまく、甘く入れば痛い目に遭わせる。今日は本当に大きなスイングだった。素晴らしい内容だったよ。左中間への打球でも本当に見事な守備があった。だから全体として、この打線に戻ってきてくれて最高だね。スキルだけでなく、もたらすエネルギーもある。このチーム全体の盛り上がりやプレーの雰囲気を見てほしいが、ヌートバーはそれを倍増させてくれる。本当に最高だよ」

ヌートバーは攻撃面で多くの援護を受けた。アレク・バールソン(27)が2安打の活躍で1本塁打を放って4得点を記録し、イバン・ヘレラ(26)は1四球を選んで2得点、ジョーダン・ウォーカー(24)は3安打を放った。

「エネルギーをもたらしてくれる」とウォーカーはヌートバーについて語った。

「今年はチームにたくさんのエネルギーがあるけど、ヌートバーはその中心であり核のような存在だ。ここにいなかったときでさえ、テキストメッセージ(携帯メール)などを通じてチームにエネルギーをもたらしてくれていたと感じるよ」

カージナルス打線の2ケタ得点は今季3度目だった。8人の打者が打点を挙げたが、これは2022年5月22日(同23日)のピッツバーグでのパイレーツ戦でカージナルスの10人が記録して以来の最多人数となる。

これは、4回を投げて3失点(すべて一回)だったカイル・リーヒ(29)を援護するには十分すぎる得点だった。リーヒは5安打を許し、2四球、1奪三振だった。

ハンター・ドビンズ(26)は再びロングリリーフで素晴らしい投球。5回無失点に抑えた。ドビンズ(1勝0敗)は4安打を許し、2四球、6三振だった。

5月31日(同6月1日)に3Aメンフィスから昇格して以来、ドビンズは救援で8回2/3を投げてわずか1失点と好投している。

「とても自信に満ちているし、準備もしっかりできている。自分のボールを信じているし、全ての投球に確信がこもっている」とマーモル監督はドビンズについて語った。

「マウンドでもたらす全体的な振る舞いやメンタリティが気に入っている。勝利に貢献したいという思いが強く、そういう選手は多ければ多いほどいい」