マリナーズ、新監督候補として元アストロズ監督のエスパーダ氏ら面談へ

October 27th, 2026

26日(日本時間27日)、マリナーズが今週中に新監督の候補者と対面での面接を行うことが分かった。球団の計画を知る複数の関係者が、MLB.comへ明かした。

少なくとも、前アストロズ監督のジョー・エスパーダ氏と、カブスの選手育成ディレクターを務めるジェイソン・カンツラー氏の2人が、T-モバイルパークで球団幹部と面談する。

エスパーダ氏とカンツラー氏の面接では、オーナー陣、フロント、2027年も残留するコーチ陣ら、さまざまな関係者との面談が組まれている。

これが「最終面接」の段階に当たるかは不明だ。ただ、両候補にとって、今月初めのオンライン面接に続く3度目の面接となる。今回が初めてメジャーのコーチ陣が加わる。

関係者によると、マリナーズはホワイトソックスのベンチコーチ、ウォーカー・マッキンベン氏とも面接したが、すでに選考から外れている。前オリオールズ監督のブランドン・ハイド氏も検討していたものの、現在は候補に含まれていないと複数の関係者が示唆した。

51歳のエスパーダ氏が、監督候補として最初に名前が報じられた。アストロズが契約を更新しないと発表する2日前に、MLB.comが最初に報じた。エスパーダは過去3年間、ヒューストンで監督を務め、それ以前は6シーズンにわたってベンチコーチを担った。

36歳のカンツラー氏は、過去3シーズン、カブスの育成部門を率いてきた。現役時代はハイAが最高到達点でその後、アストロズ傘下で5シーズンを過ごした。マイナー下部の打撃コーチから始まり、マイナーの打撃コーディネーターに昇進。最終的にはメジャーチームの打撃コーチを務めた。

カンツラー氏とエスパーダ氏は、ともにアストロズが2022年のワールドシリーズを制した際、ダスティ・ベーカー監督のコーチ陣に名を連ねていた。

カンツラー氏は指導と選手育成で豊富な経験を持つ一方、どのレベルでも監督経験がなく、エスパーダ氏と比べれば挑戦的な候補だ。ただ、野球に対する先進的な考え方と、コミュニケーション能力を高く評価されている。マリナーズは特に、後者を重視する姿勢を示している。

ジェリー・ディポト編成本部長も、メジャーでの監督経験は「必須条件ではない」としつつ、「ある方が望ましい」とコメント。ディポト本部長がこれまでに採用したスコット・サービス氏とダン・ウィルソン氏は、いずれも就任前の監督経験はなかった。

一方、前ツインズ監督のロッコ・バルデリ氏との面接も予定されていたが、家族の事情を考慮し、週末に選考を辞退したという。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者による第一報を関係者が認めた。

バルデリ氏は今シーズンからドジャースのフロントで特別補佐を務めている。フロリダに自宅があり、妻と3人の幼い子どもがいるため、シアトルは自宅から遠すぎるという事情があったとみられる。ツインズで7年間監督を務め、ア・リーグ中地区で3度優勝。就任初年度の2019年にはア・リーグ最優秀監督賞を受賞しており、最有力候補ともみられていた。

ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督も、初期に候補として挙がった一人だったが、10月1日に2年契約でアリゾナ残留を決めた。

ガーディアンズのスティーブン・ボート監督も、有力な候補だった。2023年にはシアトルのブルペンコーチを務め、ワシントン州オリンピアに生活の拠点を置いている。ただ、ボート監督は先週、クリーブランドに残留すると明言。ガーディアンズのクリス・アントネッティ編成本部長も、ボート監督には来季以降の契約が残っていると認めた。

ある関係者によると、ガーディアンズはボート監督がマリナーズでの就任の可能性を探ることを認める意向だったが、本人がすぐにその話を退け、クリーブランド残留を望んだという。アントネッティは先週、報道陣に対し、マリナーズからボート監督についての問い合わせはなかったと話した。

レギュラーシーズン終了時にウィルソン前監督と別れたマリナーズは、ほぼ1カ月にわたって後任を探している。ディポト本部長はシーズン終了後の記者会見で、期限は設けていないと話していた。

ただ、今週は重要な一週間となるかもしれない。