【マリナーズ9-1アスレチックス】ウェストサクラメント/サターヘルスパーク、5月27日(日本時間28日)
マリナーズがアスレチックスとの敵地でのシリーズでスイープを達成。昨年の躍進もあり高い期待を持って臨んだシーズンだったが、なかなか到達できなかったア・リーグ西地区首位へと辿り着いた。
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先発ローガン・ギルバートは6回無失点6三振と素晴らしい投球で通算50勝目。フリオ・ロドリゲスとロブ・レフスナイダーはそれぞれ3ランを放ち、コルト・エマーソンもメジャー初三塁打で2打点を挙げた。
「今季ここまでで最も良い野球ができたし、最も安定していた。しかも、それが投打すべてに表れていた」とダン・ウィルソン監督はチームの戦いぶりを称えた。
攻守における充実は今シリーズを通して現れていた。3試合の合計スコアは22-4、得失点差+18で地区ライバルを圧倒した。投手陣の防御率は1.33、打線は24日(日本時間25日)のロイヤルズ戦から含めて4試合連続で10安打以上を放っている。
特筆すべきは、成長著しいアスレチックスの打線を打者有利な会場でほぼ完封したこと。このシリーズ前、MLB8位の長打率.394だった打線を3試合で同.299に抑え込んだ。特に大きかったのは、新人王ニック・カーツを抑えたことで、前日の試合で連続出塁記録をストップし、この日も4打数無安打、ギルバート相手に2三振を喫した。
ギルバートはこの日、フォーシームの平均球速が96.4マイル(約155.1キロ)と、これまでより1.1マイル(約1.8キロ)上昇していた。
「正直、常にそこを目指していたし、感覚が良い時は前にもあったけど、思うような球速が出ていなかった。でも今日それが出た。願いが叶った感じだよ」とギルバートは語った。
アスレチックスが直前で先発ローテーションを変更し、最終戦に左腕スプリングスを前倒しで起用したことで、マリナーズもゲームプランの修正を余儀なくされた。
それでも、このシリーズでマリナーズは左投手(リリーフ含む)相手に57打数19安打、打率.333を記録。最終戦ではレフスナイダーの本塁打も飛び出した。ちなみにシリーズ開始時点で、チームの対左投手打率はMLBワーストの.190だった。
「相手の判断は理解できるよ」とレフスナイダーは語った。左投手対策として獲得されたものの、ここまでは対左打率.117と苦しんでいる。
「左投手相手に全然打てていなくて、期待された仕事ができていなかった。でも、チームとしては最高のシリーズだった。今は首位だし、この流れを続けたいね」
レフスナイダーは試合後、今季ここまで右膝に大きな違和感を抱えながらプレーしていたことも明かした。ただ、状態は徐々に改善してきているという。
「メカニクスの崩れも、その影響から来ていた部分があった。そこを特定してくれたメディカルスタッフには感謝している」と語った。
もちろん、この時期に首位に立つことに大きな意味があるわけではない。それでも、5月の最終月曜日である”メモリアルデー”は順位を意識し始める時期として、一つの基準とされている。
ただ、マリナーズは28勝29敗と負け越しており現時点で”MLB最弱”とみなされるア・リーグ西地区だからこそ首位に立っているに過ぎない。だからこそ、次の目標は3月30日時点の3勝2敗以来となる貯金生活だ。
この3日間は非常に希望を感じさせる内容だった。しかし必要なのは、それをもっと長い期間続けること。この圧倒的な3連勝が、今後へのきっかけになる可能性は十分にある。
